オムロン、感震センサーを開発。地震発生時の火災など二次災害防止に貢献。

オムロン株式会社は、MEMS3軸加速度センサーと独自のSI値(※)演算アルゴリズムを採用 することで、表面実装が可能な世界最小クラスのサイズと高精度な地震検知を実現した感震センサーを開発し、2016年1月より販売を開始する。

地 震発生時には、一定レベル以上の強い揺れを検知し、装置や設備を安全に停止することが求められる。企業活動や市民生活を安心して営むため、地震発生時の火災などの二次災害を防止する地震検知ニーズは今後ますます高まると予想され、機器に組み込みやすい小型で高精度な感震センサーが必要となっている。

今回開発した感震センサーは、MEMS3軸加速度センサーと、独自のSI値演算アルゴリズムにより演算負荷を低減することで回路を小型化し、あわせて低消費電力動作を実現した。また、地震の揺れの大きさを表わす震度階級とも相関性の高いSI値を採用することで、震度5強相当以上の揺れを高精度に判定でき るため、装置や設備の的確な停止を可能にする。通信機能を搭載しているため、今後は感震センサーをネットワーク化し、地震による建物などの被害状況を把握することにより、地震発生後の復旧対策への活用も期待される。

同社では、内蔵した鋼球が地震により設定値以上の加速度で動くことで検知する鋼球式の感震器を長年にわたり開発・生産をしており、燃焼機器や製造設備などに採用されている。
同社では、今回の感震センサーの提供により、感震器のラインナップを拡げ、社会インフラなど、あらゆる場面での地震検知ニーズに対応し、安全・安心の確保に貢献していく。

なお、同社は感震センサーを、2015年11月11日(水)から13日(金)まで、幕張メッセで開催される「鉄道技術展」に展示する。

(※)スペクトル強度(Spectral Intensity)の略。構造物に対する地震動の破壊エネルギーの大きさに相当する。

 

【特長】

・地震の揺れの大きさを表わす震度階級とも相関性の高いSI値を採用することで、より震度階級に即した高精度な地震判定が可能。
・MEMS3軸加速度センサーと独自のSI値演算アルゴリズムを採用し、表面実装が可能な小型モジュール形状と低消費電力動作を実現。機器組込みの際の設置の自由度を向上するとともに、電池での長時間駆動にも対応可能。
・従来の鋼球式感震器と同等の動作を行う感震出力端子(INT1)を装備し、鋼球式感震器との互換性を確保している。
・I2Cインターフェースを装備し、外部からの通信により地震判定の閾値などセンサーの各種設定変更や、SI値などセンサー内の地震関連情報の取得も可能になる。

 

【主な仕様】

電源電圧       :2.2~5.0V
使用周囲温度    :-30 ~ 70℃(結露・氷結なきこと)
保存周囲温度    :-40 ~ 80℃(結露・氷結なきこと)
使用周囲湿度    :25 ~ 95%RH(結露・氷結なきこと)
保存周囲湿度    :25 ~ 95%RH(結露・氷結なきこと)
加速度検出範囲   :-2000 ~ 2000 gal
基本計算サイクル  :320ms
感震出力(INT1)    :震度5強相当で出力、閾値変更可能
通信インターフェース:I2C
外形寸法      :11.4 X 9.8mm(変更となることがあります)

 

【関連リンク】
オムロン株式会社

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