GEとNVIDIA、ヘルスケア分野における人工知能の導入で提携

GE HealthcareとNVIDIAは、ヘルスケア分野の人工知能の導入において、10年間のパートナーシップ締結を発表した。両社は、この提携により、GE Healthcareのイメージング装置にNVIDIAのAIソリューションを導入し、ヘルスケアデータの処理速度を向上させていくとしている。

今回の提携の内容には、NVIDIAのAI技術を活用したRevolution Frontier CTの発表、Vivid E95 4D Ultrasoundの機能向上、GE HealthcareのApplied Intelligenceアナリティクスプラットフォームの開発などが含まれる。

Revolution Frontier CTは、NVIDIAのAIコンピューティングプラットフォームを利用し、画像処理速度が従来機に比べて2倍に向上したという。また、同製品はFDAの審査を通過しており、肝病変の検出や腎病変の解析において処理が高速に行われるため、より優れた臨床転帰の実現が期待されている。

さらには、不要な経過観察の必要性が削減され、腎機能障害を持つ患者が利益を享受できるほか、Gemstone Spectral Imagingによる金属アーチファクト低減(GSI MAR)を利用することで、解析できないスキャンが削減できる可能性があるとのことだ。

Vivid E95 4D超音波診断装置は、NVIDIA GPUの活用により、迅速で精度の高い可視化と数量化を実現し、cSoundイメージングプラットフォーム上のワークフローを合理化する。NVIDIA GPUにより、血流の再構成と可視化を加速し、超音波検査室や画像下治療の展開向けに、より優れた2Dイメージングと4Dイメージングが可能になるという。

アナリティクスプラットフォーム、GE Healthcare Applied Intelligenceのモジュールは、NVIDIA GPU、NVIDIA CUDA 並列コンピューティングプラットフォーム、NVIDIAGPU Cloudコンテナレジストリーを利用し、新しいヘルスケア分析アプリケーションにおけるディープラーニングアルゴリズムの作成、展開、利用を加速させるとしている。

このアプリケーションは、臨床および業務のワークフローと機器にシームレスに統合される。

病院では、医療画像、カルテ、センサーや、業務および財務の情報源を通じ、年間平均で50ペタバイトのデータが生成されるが、すぐに利用可能なデータやタグ付けや分析をされるデータは3%未満だという。

GE HealthcareとNVIDIAは、より多くのデータを活用するため、構築された強力なアプリケーションと、ライトハウスカスタマー、医療機器、GPUの優れた処理速度を結び付けることで、ヘルスケアにおいてAIを最大限に活用するとしている。

【関連リンク】
GE(General Electric)
エヌビディア(NVIDIA)

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