生活の中に入り込むテクノロジーを様々テーマで考える、「ライフテックコーナー」を新設、横石氏がクリエイティブ顧問に就任

IoTNEWSを運営している株式会社アールジーンのクリエイティブ顧問に、「TOKYO WORK DESIGN WEEK」発起人/オーガナイザー。&Co.Ltd代表取締役 横石 崇が就任した。

顧問になった経緯や、今後の展望についてIoTNEWS代表/株式会社アールジーン代表取締役 小泉耕二と対談した。

・横石 崇プロフィール
1978年大阪市生まれ。多摩美術大学卒。広告代理店、人材紹介会社の役員を経て、2016年に&Co.Ltd設立。ブランド開発や事業コンサルティング、クリエイティブプロデュースをはじめ、人材教育ワークショップやイベントなど、企業の内と外において”場の編集”を手法に、新しい価値を生み出すためのプロジェクトを手掛ける。やさしさの学校「NEW_SCHOOL」、旅する勉強会「ラーニングキャラバン」主宰。『WIRED』日本版 公認コントリビューター。

 
小泉: 横石さんはIoTNEWSを始めるきっかけを作ってくれましたよね。「小泉さん、IoTやっちゃいなよ〜」と、ざっくりスタートしたわけですけども(笑)おかげさまで今、IoTNEWSは業界の中では知られている存在になってきました。

IoTNEWSは、あくまでもBtoBのサービスですが、テクノロジー自体は事業をやっている人たちのためだけにあるわけではなく、最終的には我々の生活の中に落ちてこないとあまり意味がないと思っています。

それをライフテクノロジーと呼んでいるのですが、これから我々は、ライフテックという分野を切り開いていこうと思っています。今後、横石さんにはライフのところで顧問になっていただくことになりましたね。よろしくお願いします。

横石: 自己紹介をすると、「TOKYO WORK DESIGN WEEK」という働き方の祭典をはじめ、「働く」✕「デザイン」を軸にした活動をしています。ワークライフバランスというキーワードがありますが、これはたぶん逆で、ライフワークバランスだと思っています。

ライフの中にワークがあるわけですから、ワーク側面からも小泉さんたちがやろうとしているライフに対して、新しい視点を提供できるかなと思っています。「何か一緒にやることで、新しいものがまた生まれてきたら」と思って、クリエイティブ顧問になりました。よろしくお願いします。

小泉: 「クリエイティブ」するのは、何か製作物を作るという話ではなく、「我々の生活そのものを作っていこう」というクリエイティブです。テクノロジーは、20年くらい前だとオタクの持ち物で、テクノロジーを知っているというのはちょっと変わった人でした。

でも今、テクノロジーと我々の生活や働き方は、切っても切り離せないところに来ています。その中で「じゃあ、実際に我々の生活はどう変わっていくのか?」と言うと、映画の『マイノリティ・リポート』みたいな世界です。目の前に、空間上にディスプレイが開かれて、そこに広告が出てくるみたいな。

SFの世界では面白いのですが、純技術と見比べた時に、できることとできないことは結構あるわけです。でも、テクノロジーを見ている人間からすると、生活の中にテクノロジーが入ってくるのをテクノロジー目線で見ている限り、『マイノリティ・リポート』みたいにならざるを得ない気がしています。しみじみ感がないというか。

横石: 風情がないというか(笑)

左:横石氏/右: IoTNEWS代表・株式会社アールジーン 代表取締役 小泉耕二

 
小泉: そうなんです。例えば、最近、スマートスピーカーが流行っていますが、スマートスピーカーに日本語で指示を出すと、スピーカーが賢く答えてくれるという世界を皆イメージするじゃないですか。

でもそれって、スマートフォンに向かって何か入れると、何かが返ってくるということから何も進歩してなくて、やり方が変わっているだけなんですね。でも本当は、「毎朝の8時に鍵をかけて会社に行く」、その習慣を鍵が覚えてくれれば、「この人は平日の8時に会社へ出るな」と分かると思います。

そうしたら、何も言わなくても、勝手にスマートスピーカーが7時50分ぐらいになると「今日、山手線混んでるよ」とか「今日、雨降るよ」などと言ってくれるといいのに、と思っています。

これがいわゆるライフテックだと思っているのですが、世の中で言われている「テクノロジーが生活に入ってくる」というと、ヒトが機械を動かそうとしています。そうではなく、今のIoTの技術を使いこなすと、自分が何か指示することはあまりなく、勝手に機械側が気を使ったり考えたりして、ヒトにすごく優しいアプローチをしてくるようなことになるのかなと思っています。そんな世界、どう思いますか?

横石: そうですね。「テクノロジーは誰のためのものか?」という話かもしれません。ペンやパソコンは人間にとってのテクノロジーで、指の拡張がペンであり、パソコンです。

今、ICTと言われている領域は目に見えないテクノロジーで、「人間にとって何の拡張か分からない」ということが起きています。テクノロジーと一言で言っても、文脈によって変わっていきます。ライフテクノロジーとなる時に、「人は何をイメージするのかな?」ということに興味があります。小泉さんの言う、優しさのあるテクノロジーに関しては、使う・使われる以外の関係性が生まれてくるのかなと思いました。

 
小泉: なるほど。ヒトの何かが拡張されていく世界って、いわゆる自動化、オートメーションの流れだと思っていて、それは、「ヒトができることを機械が代替していく」という考え方だと思っています。これは今までずっとやってきたことです。

しかし今、AIやIoTが騒がれているのは、たぶん人間じゃない何か別の存在がここにいるわけです。神様とは言わないですけど、“何か”別の存在がいるわけです。その“何か”と我々は対話をするのか分からないですが、一緒に生活を築いていくのが、自分の中のライフテクノロジーの定義なんです。

横石: 例えば、A地点からB地点に移動するのに、時間を短縮できるテクノロジーがクルマですよね。だけど、単純に「効率が上がったから、このテクノロジー最高だね!」というわけではないってことですよね。もっと風景を楽しんだり、隣のヒトとしゃべりながらドライブしたりする喜びなどが、小泉さんの言うライフテクノロジーの本質的なことにありそうですね。

さっきの鍵の例は、人間にとって新しい感覚というか、もうほとんどテレパシーに近いというか。だから、「その感覚をどうヒトに伝えていけばいいのか?」というのは、ポイントなのかもしれないですね。

横石氏 クリエイティブ顧問就任

 
小泉: 例えば、お母さんは、「子どもが8時に家を出ないと学校に間に合わない」ということを知ってても知らなくても、子どもは毎日8時に出ていくわけです。だから、8時頃にバタバタしている子どもに向かって、「アンタ、今日傘持って行きなさいよ」と言うわけですが、その境地なんです。

クルマは、ITとAIを駆使することによって、全ての人間の活動が再定義されると思っています。なぜかと言うと、デジタルによって、色んなことが先読みできるようになるからです。つまり、未来が分かるようになるわけです。そうすると、デジタルがある程度、個人の欲望に対して「こうした方がいいんじゃない?」というシナリオを先に立ててくれます。

つまらない例でいくと、イタリア旅行に行きたいと思った時に、私が普段食べているお店がこんなお店で、観ている映画はこんな映画で、ということを理解して、「イタリアに行くなら、これがいいよ」などと言ってくれるようになるのです。

そうなると、これはたぶん旅を再定義しているのです。今までは、ガイドブックを一生懸命見て、行きたいところを並べてみて、地図とにらめっこしながら考えていたのが、この活動そのものをAIやITが代替してくれて、先読みして設計してくれるのです。

そうすると、我々の生活は、道具を使いこなした世界から、デジタルにある程度コントロールされながら動いていくことによって、ヒトはすごく快適な時間を過ごせるようになると思っています。

横石: 「TOKYO WORK DESIGN WEEK」のフィロソフィーにもなりますが、「働き方は一つじゃない」ということを表現したいと思っています。

今、小泉さんの話を聞いて思ったのは、「小泉さん自身も一つじゃないんだろうな」ということです。小泉さんは、IoTNEWSの編集長であるのと同時にコンサルタントして働いていて、得意なことが人それぞれあるわけです。

自分の才能が百あるとしたら、「その百の才能を世の中のニーズとマッチングさせること」は、ヒトではなく、AIが介在してくれた方がもっとスムーズになるし、もっと言えば、AIが「見つけてくれる」感覚になるのではないでしょうか。

そういうことが自然となってくると、気持ちよく生きられるので、ヒトに優しくなれたり、ありのままの自分でいられたりしますよね。

 
小泉: 自分のことをよく知っているAIエージェントと、仕事に特化したエージェントがいて、そのAI同士が勝手に対話して「それいいね」みたいな。AIがマッチングしたヒトたちが候補者として現れて、最終的には「どう?」と、ヒトに聞いてくる感じですよね。

横石: 今までの就職活動や転職活動がなくなるかもしれないですね。儀式的なことがどんどんなくなって、非言語でAIが察知してくれて、そのヒトをナビゲートしてくれる未来は可能性があります。

 
小泉: 例えば、弊社の採用は未経験者OKですし、スキルより性格を見たいのです。「真面目に一生懸命やってくれるのか、本当にIoTを好きなのか」、などを見たいのですが、人材斡旋の会社持っているデータベースにはあまり書かれていません。

定量化できないようなものが多くあると思うのですが、AIは定量化できないものを何となく把握するのが得意です。逆に、はっきりしているものを認識させるのが苦手です。

そうすると、「うちは真面目で明るくて、気さくな人だったら学歴は問いません」ということを弊社のAIが理解すれば、横石さんのAIと相談をして、「横石さん入社すると、楽しくなる確率が60%です」と教えてくれるかもしれません。

横石: すごい。

小泉: 今までのデジタルはツールとして使っているから、何か数字が決まっているデータを入れて、それを人間が一生懸命検索して、人間がマッチングさせる世界でした。つまり、曖昧さを許してくれませんでした。でもAIとIoT、ITがきちんと普及してくると、曖昧さがすごく許容される世界になってきます。

横石: それは、「役職の時代から役割の時代」になったということなんでしょうね。役職だけだと、その人の気持ちや思いをすくい取れないんです。役割に変えた途端、小泉さんはテクノロジーとヒトをつないでるブリッジ役とかんがえられるように、役割で考えていく方が、その人のあり方に近いと気がします。そこをきっとこれからのテクノロジーとして、IoTやAIが補完してくれるといいなと思うんですけど。

小泉さんに質問したかったことがあります。先日、とある調査データで「情報の量の増大と、人間の幸福度が比例していない」というものを見ました。
インターネットが生まれて情報量が爆発的に増していってるにも関わらず、人間の幸福度をみると昔から何も変わらない、むしろ幸福度が下がっているという調査結果です。「テクノロジーが、我々に何をしてくれるのか?」過度なテクノロジー依存を不安視する声も多いと思うんですが、小泉さんから見て、IoTやAIはどういった可能性を秘めているのでしょうか。

横石氏 クリエイティブ顧問就任

 
小泉: 産業革命の進化と同じです。第三次産業革命までは、くどいようですが、オートメーション化に向かっているだけでした。そして、今のデジタル世界は、いくらデータが溜まっても所詮オートメーション化の流れを超えていません。

例えば、昔は、デジタルカメラの解像度が低かったのですが、今はとても細かいデータで撮れています。でも、ヒトの目はそこまで細かいものまで見えないから、大きな画素数でデータを撮ったかどうかという事実そのものに対しては、人間は割とどうでもいいわけです。

でも今の進化って、データの画素数を多くしているだけなんですよね。そういうことをしているうちは、ヒトってあまり喜びを感じません。だから10年前のデジカメと今のデジカメでは、できることがあまり変わらないから、別にそんな嬉しくないわけですよ。

でもご存知のとおり、今ってInstagramとかで写真を加工すること自体が流行っているじゃないですか。そして、加工する喜びというのを人間は知ったわけですよね。でも、その加工する喜びを与えているのって誰が与えているの?って言ったら、人間のインスピレーションとデジタルの力ですよね。

これが可能になったのは、圧倒的な処理能力と、そもそもデータとして存在しているデータ量の多さが起因しているのです。だから私は、その話はちょっとおかしいなと思います。データが多くなることで、ヒトは幸せになっていると思います。

横石: もしかしたら第三次産業革命と、今起こっている第四次産業革命というのは、地続きになってはなくて、レイヤーがまったく異なるものなのかもしれません。プロダクティビティを追求していった時代からコネクティビティを基盤とする時代に移っていった。さっきのInstagramの例で言うと、自らで編集加工するモチベーションが、「ヒトとつながって共感し合いたい」というのが起点にある。

今までのプロダクティビティ時代と、今我々がいるコネクティビティ時代の幸福度や満足度というもの自体がまったく異なるのでは、アンケート調査の手法が全く変わってきますね。もしかしたらもう、世界が違うぐらいの感覚で付き合っていかなきゃいけないのかもしれません。

 
小泉: そう、世界が違うんです。もう一つ例を挙げると、クルマもそうですよね。ブレーキを踏まなくても勝手に止まるテレビCMを見たことがあると思いますが、もう普通にできるようになってきています。クルマはセンサーの塊なので、ぶつからないようなセンサーが付いています。

今までは、移動するだけの手段としてクルマは存在していたから、それを乗りこなして楽しむ世界もありましたが、事故が起きてヒトが亡くなることは減りませんでした。

ですが、そこにもデジタルの力が増え、センシングすることでクルマ一台に溜まるデータは、昔よりも圧倒的に多いです。エンジンがトルクで動いていた時代はおそらくデータを取っていませんでした。

そこからこの約20年が流れ、クルマの中にはCANというLANのようなものが通っていて、多くが電子制御されています。アクセルを踏むことひとつとっても、踏んでいる圧を電子的に制御して、動力の切り替えをしているわけです。

そのようにクルマが電子制御されていくようになって、クルマとヒト、クルマとクルマがデータのやり取りをすることによって、さらに飛躍的にデータ量が増えると思います。

これが増えたことによって、事故が減り、燃費が向上しています。実は、結構良いことが起きているのです。おそらく、そのデータは、デジタルによって起きている変化をライフテクノロジーの中で観察されていないのだと思います。

テクノロジーを作っているヒトたちは、よかれと思って作っていて、それを消費者に伝えるのは価値が伝わりづらいから、「ぶつからなくなりました」とか「ゴッホ調の写真が撮れるようになりました」など、アウトプットに対して訴求するわけです。そうすると、横石さんが見たデータもそうだと思いますが、テクノロジーじゃない方々は、ゴッホ調の加工した写真を見て、「写真を共有できたら面白そうだな」と思うわけです。

共有しようと思った時に、たまたまソーシャルネットワークという、これまたテクノロジーですけども、ネットワークで世界中がつながっている状態ができていて、その上で自分たちが撮った写真がゴッホ調になっていて、友達が反応してくれて、ちょっとした喜びを感じられるという変化なんです。

モノありきでヒトの行動が変容していて、ヒトの行動を変容したいからテクノロジーが変わった時代は、もう終わっています。移動したいからクルマが生まれる、洗濯したいから洗濯機が生まれる、掃除したいから掃除機が生まれる、そんな時代はもう終わっています。その証拠に、「なんとか機」というモノがほとんどありません。

今クラウドの世界になり、AIが普及してきて、デジタルがこれだけ世の中に入ってくると、プロダクトアウトし続けているもの自体の内容が変わってきています。

横石氏 クリエイティブ顧問就任

横石: CESをはじめ世界中の展示会を見ている小泉さんは、色々肌で感じていることも多いと思います。家電ではないライフテクノロジーって、どういうところに可能性がありますか?

 
小泉: 今お話した移動などを再定義することですね。データがさまざまな場所に入りこんでいくので、デジタルが勝手に思いついたことをやっていくのだと思います。

はじめにきっかけを与えるのがヒトなので、例えば出掛けるヒトに対して「天気予報を教えてあげたら」、「傘が必要だと教えてあげたら」と言っているのはヒトであって、機械が思いつくわけではありません。そこはある程度ヒトが教える必要があります。

本気で全部トラッキングできていけば、いきなり雨が降ってきて困っている小泉を見たAIが、「あいつ困っている顔をしている」と認識し、「これは雨が降っているということと、何か困っているって顔が相関があるんだな」と考え、天気予報で雨が降るという時は小泉には「雨が降るぞ、と教えてやろう」みたいなことは、もしかしたらすごく将来にあるかもしれません。

だから掃除機そのもの、スピーカーそのものが進化するのではなく、ヒトの行動の中に様々な家電製品が偏在していくわけです。ヒトの行動を心地良くしていきます。

横石: 最近だとデザインシンキングのような手法で、人間中心に物事を考えるという動きがあります。今の話をストレートに受け止めると、人間中心ではなくデータ中心のような印象も受けました。

 
小泉: すごく人間中心ですよ。ヒトを観察しないと機械にきっかけを与えられないので、ヒトを観察するところがスタートだなと思っています。今後、消費者のインサイトを見る力がある広告会社の出番だと思っています。それこそヒトを中心にじっくり観察しないと、心地よいデジタルは作れないと思います。

横石: 人中心に物事を考えるときの例え話ですが、ある鉄道会社が駅のプラットホームに自販機を置くことになり、販売促進のために広告代理店、コンサルタント、デザインシンキングの会社にそれぞれ提案依頼をしたら、返ってきた提案はそれぞれ全く違っていたそうです。

広告代理店は駅の中に「飲み物の自動販売機があります」という看板広告を置いて宣伝するという手法を提案し、コンサルタントはヒトの動線を徹底分析して、最適な場所に自販機を置くという提案をしました。デザインシンキングの会社は、ヒトを観察していると、「この駅には時計がない」ことに気が付いて、自販機の上に時計を置いたらそこに人が集まりました。ライフテックのあり方というのは、その三つの中で「時計を置く」という考えに近いのかもしれませんね。

 
小泉: それに近いですね。今回、なぜ横石さんに顧問になってほしいという話をしているかって、当たり前を疑うことから始めなきゃいけないと思っているからです。

今まで、個を細分化して見ることができなかったので、仕方なくセグメンテーションしてターゲティングしていました。ある塊の人達がどう動くかということを一生懸命研究していたわけです。

でも、ここまでデジタルが進んできて、ひとりに1台ずつスマートフォンを持っている時点で、相当な個別対応ができるはずです。今までだとそのデータを蓄積したところで、それを解析するためにぶん回すためのパワーがなかったのですが、これもまたGoogleやFacebookがやっている仕事のおかげでできるようになっているわけです。

そうすると、実はもう私が言っているライフテック的なことって、本当はできるようになっているんじゃないかなと正直思っています。

ただ問題なのは、今、世の中に存在している家電だったりクルマだったりが、いまいちネットワークにつながってなかったり、何のデータを取っているかということを自分自身が分かってないことです。だからIoTというのは、取っているデータをはっきりさせてネットワークにつないでね、という話なのですが、つないで、それをAIがぐるっと考えることによって、私が言っている話が実現できるのです。

できるはずなんですが、多くのメーカーの人たちの悩み事である「俺らは何を作ったらいいの?」、消費者からすると、「じゃあ我々の生活ってどう変わるの?」という話です。

そこをこのライフテックという世界の中で、横石さんと一緒に表現していきたいなと思っています。

横石氏 クリエイティブ顧問就任

横石: 僕はクリエイティブの世界でも、グラフィックの中で終わりとか、映像を作って終わりでもなく、イベントもやっています。理由は、五感で感じ取ってもらえる、ある種のメディアだし、体験というところにつながっているのが面白くて。

ユーザからしたら、体験って唯一無二であって、それが自分のアイデンティティや、自分の未来を作っていくような感覚になれるってことですよね。

おこがましい話かもしれませんが、これからのクリエイティブって、「ユーザの体験をどう作るか」がど真ん中にある気がしています。

おそらくライフテクノロジーという、まだ見えてない概念的なものを体験化させていくのがクリエイティブの役割だと思うので、時間をかけてやれたら面白いなと思います。

 
小泉: 分かりやすい例で言うと、ディズニーランドでおいしいご飯を食べて帰ってくると、もうディズニーランドに入っている時点で異世界に入っているから、いつもとは違う気持ちになっています。

そんな中でご飯を食べて帰ってくると、ご飯を食べただけなんだけど、普通にご飯を食べただけとは思えないような良い体験ができたような気持ちになるじゃないですか。あんなことが、起きてくるんですよね。

ライフテックの世界を世の中に理解していただいて、「すげー楽しいんだぜ」ってことを分かってもらうための活動を一緒にやっていきましょう!

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