ITソリューションプロバイダのNSW(日本システムウエア株式会社)は、オートモーティブ分野において、NVIDIA製プラットフォームをベースとした自動運転・ADAS開発向けスターターキットの提供を本日開始した。
同スターターキットは、自動運転・ADA開発に必要なハードウェアと、その上で動作するソフトウェアで構成され、サポートも含む。
また、顧客には速やかな環境構築を提供するだけでなく、エッジデバイスからクラウド環境まで段階的な検証環境を用意し、AI(人工知能)やディープラーニングなど、GPGPU(GPUを活用した汎用計算技術)を活用した将来的な研究開発をワンストップで支援するものだ。
同スターターキットの構成は以下の通りだ。
- NVIDIA製品を用いたハードウェア環境のセットアップ
- 「Jetson TX2」「DRIVE PX 2」などNVIDIA製品上での環境構築・検証
- 自律走行ロボット開発キット「VEK-AI 2」の提供
- 上記に関連したテクニカルサポート、カスタマイズに関する受託
- 自動運転・ADAS開発におけるソフトウェア開発支援ソリューション
- アルゴリズム検証
- アプリケーション開発、評価など
NSWは、同スターターキットの提供にあたり、NVIDIA製品の販売代理店である株式会社マクニカ、「VEK-AI 2」の製造元である株式会社エンルートラボとの協業により、自動運転車・コネクティッド・カーの普及を目指す顧客のプロジェクトサイクルをサポートするとしている。
【関連リンク】
・自動運転・ADAS開発向けスターターキット
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!

技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。