DJI、おりたためる新型ドローン「MAVIC AIR」を発表

ドローンメーカーのDJI は、携帯性を追求した折りたたみ式4Kドローン「MAVIC AIR」を発表した。販売価格は、104,000 円(税込)で、機体、バッテリー、送信機、キャリーケース、プロペラガート(1 組)、プロペラ(4 組)等が含まれる。

Mavic Air Fly Moreコンボの販売価格は、129,000 円(税込)で、機体、バッテリー(3 個)、送信機、トラベルバッグ、プロペラガード(1 組)、プロペラ(6 組)、バッテリー充電ハブ等が含まれる。

Mavic Airの先行予約は、DJI公式オンラインストア、DJI認定ストアおよびDJI正規販売代理店にて、昨日より開始しており、予約販売品の出荷開始は本年1月28日を予定しているという。

DJIの代表的なMavicシリーズを継承するMavic Airは、旅行やアウトドア好きなユーザーを対象に開発された。

4Kカメラ、新しいQuickShot(クイックショット)やSmartCapture(スマートキャプチャー)により、誰でも簡単に写真と動画撮影ができ、FlightAutonomy 2.0(フライトオートノミー)とAdvanced Pilot Assistant System(APAS: 高度操縦支援システム)の搭載により、スマートで安全な飛行が可能になるという。

携帯性と高性能を実現したデザイン

Mavic Airの重量は430g。DJI史上最も携帯性に優れたドローンとなる。折り畳み可能なアームとプロペラは、空気力学の観点から最適に設計されたスレンダーなフレームにぴったりと収まり、折りたたむとスマートフォンと同等のサイズになる。

Mavic Airのカメラの全ての要素は、性能を最大限に引き出すために設計されている。3軸ジンバルはフレームにより保護され、3方向の衝撃吸収部から吊り下げることで、振動が低減し、安定性のある撮影が可能となる。

カメラは1/2.3 CMOSインチセンサーと35 mm判換算の24mm相当のF/2.8レンズを搭載し、高品質な写真と動画を撮影できる。Mavic Airは、新しいHDRアルゴリズムによる、12MPの静止画を撮影可能で、ハイライトとローライトの細部を再現できる。

また、Mavic Airは、DJIのコンシューマー向けドローンの中で最も高品質で安定した滑らかな4K、30 fps動画を、最大ビットレート100 Mbpsで撮影できる。さらに、動きの多いアクションシーンも、1080p/120 fpsのスローモーション動画で撮影できるということだ。

Mavic Airは、DJIのドローンでは初めて、microSDカードスロットとは別に、8GBの内蔵ストレージを搭載している。ユーザーは、移動先でも写真と動画を機体に直接保存することができる。

データエクスポートは、新しく追加されたUSB-Cポートを使用して簡単に行える。

DJI、おりたためる新型ドローン「MAVIC AIR」を発表
MAVIC AIR

広がるクリエイティビティの可能性

Mavic Airの撮影機能は、撮影技術やドローンの操縦経験に関係なく、誰にでもクリエイティブワークの可能性を提供するということが特長だ。完璧な映像を撮影したいユーザーは、25枚の写真を自動で撮影し合成する新しいSphere Mode(スフィアモード)を使って、明瞭で美しい32 MPの全天球パノラマ写真を約1分間で作成できる。

また、Mavic Airは、水平、垂直方向、180°のパノラマ撮影にも対応している。

ビデオ撮影のインテリジェント機能であるQuickShot(クイックショット)を活用すると、事前に設定した飛行経路を自動で被写体をフレームに収めながら、まるでプロが撮影したような動画を簡単に撮影することができる。

従来より搭載されていた Rocket(ロケット)、Dronie(ドローニー)、Circle(サークル)と Helix(ヘリックス:螺旋)といったモードに加え、新しく加わった Asteroid(アステロイド:小惑星)や Boomerang(ブーメラン)を使えば、熟練の操縦スキルや高度な編集ソフトウェアが必要だった動画も簡単に撮影できる。

Asteroid では、機体は被写体の後方に上昇し、飛行経路の終点でパノラマ撮影する。Boomerang では、機体は楕円状に上昇しながら被写体の周辺を周回し、飛行開始地点まで戻り、動画の撮影を終了する。

インテリジェントフライト機能の ActiveTrack(アクティブトラック)は、Mavic Air ではより強化され、複数の被写体を同時に自動検知できるようになった。追尾精度もより高度に進化し、さまざまな撮影シーンに応用できるので、被写体が走ったり、自転車に乗るようなシーンも ActiveTrack は追尾できる。

機械学習を搭載した SmartCapture(スマートキャプチャー)は、写真と動画を簡単に撮影できる最先端の応答性を備えた操縦方法だ。ジェスチャーだけで、離陸から追尾、写真や動画の撮影、機体の前後操作までを、最大 6m の認識範囲で行える。

よりスマートで安全な飛行

強化された計算能力と最適化されたアルゴリズムで、Mavic Air はよりスマートで安全に障害物や複雑な地形間を飛行する。FlightAutonomy 2.0(フライトオートノミー)は、7 台のビジョンシステムと赤外線センサーからデータを収集し、周辺環境の 3D マップを作成。これにより、さらに正確なホバリングと優れた飛行性能を実現するという。

精度が向上した前方と後方のデュアルカメラビジョンシステムが、最大 20m 先までの障害物を検知する。より複雑な屋外環境での操作に対応するため、Advanced Pilot Assistant System(APAS:高度操縦支援システム)を搭載した Mavic Air は、障害物を能動的に自動回避し、飛行中のさらなる安全性を提供する。

Mavic Air の最大飛行時間は約 21 分だ。また、最大風速 10m/s までの耐風性と海抜最大 5,000m まで安定した飛行が可能。

Mavic Air の送信機には、初めて脱着式のコントロールスティックを採用し、持ち運びの際には送信機内部に収納可能になったため、より優れた携帯性を実現している。

折りたたみ式ランディングギアに内蔵されている Mavic Air の無指向性アンテナは、信号範囲の向上に貢献し、送信機で飛行している場合 720p のリアルタイム伝送を最大範囲 2km で実現する。

Sport Mode(S モード)では、飛行速度は最大時速約 68.4 km まで達します。Mavic Air に対応するDJI Goggles を装着することで、より没入感のある FPV 飛行も体験できる。

【関連リンク】
「Mavic Air」製品詳細

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