AI Hubプラットフォームは数多く存在するAIエンジンの中から適切なものを選択し組み合わせてソリューション化することを支援するアクセンチュアの新サービスである。
現時点ではAIの組み合わせをGUIで自由に組み合わせるなどの機能があるわけではなく、AIサービスの統合のためのフレームワークの提供という位置づけだ。
アクセンチュアのデジタル コンサルティング本部 マネジング・ディレクターの保科学世氏は最初に2030年には日本の労働力人口が1,118万人不足することが予測されることに触れ、不足する労働力を補う存在としてのAI技術の重要性を示した。
保科氏はAIをビジネスに活用する際には目的に合わせて画像・音声認識などの様々な技術を組み合わせる必要があり、それらの多くの技術の中から最適なものを検討するだけでも多くの手間がかかると説明した。
そのような背景を踏まえた上で今回発表されたのがAI Hubだ。
自分のスケジュールの確認や経費の精算、オフィスの会議予約がLineに話しかけることで行えるAi Hubのデモンストレーションがデジタルコンサルティング本部 シニアマネージャー飯澤 拓氏によって行われた。

スケジュールの確認は「Google Calender」、領収書の写真による経費精算は「Google Cloud Vision API」、会議室の予約は「IBM Watson Conversation」の技術を利用しており、Lineという一つのUIを通して複数のAIエンジンにアクセスができていた。
保科氏は最後に日本の製造業などの高い技術力によって作られたデバイスとAI Hubによって統合されたAIを組み合わせてより優れたサービスを生み出していくことを目指していると述べた。
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コンサルタント兼IoT/AIライター 人工知能エンジン事業の業務支援に従事するかたわら
一見わかりにくいAIの仕組みをわかりやすく説明するため研究中