米スタートアップのPegara、AMD社製GPUベースのDeep Learningクラウドを提供開始

米国のスタートアップPegara, Inc.は、米国AMD社製GPUベースのDeep Learningクラウドを、同社クラウドサービスであるGPU EATERを通じて正式に提供開始すると発表した。

また、第二弾としてNVIDIA社製GPUを搭載した予測・推論およびビギナー向けの低価格クラウドを2018年4月1日から開始することを発表し、本日より先行予約を受付開始するとした。

Amazon Web Services(AWS)を始めとする大手クラウド各社はDeep Learningの需要増加に伴いNVIDIA社製GPUを搭載したインスタンスを複数プラン提供している。

しかし、これらのインスタンスをDeep Learningの予測・推論に利用する場合、同インスタンスを無停止稼働させなくてはないため、AWSを利用する場合、インスタンスあたり月額5万円以上(NVIDIA Tesla K80搭載インスタンスをAWSにおいてオンデマンド利用した場合)を支払う必要があるという。

一方で、Pegara実施の検証では画像認識や物体認識におけるDeep Learningの予測・推論においてはGPUがボトルネックとなることは少なく、CPUやWeb APIの実装がボトルネックとなりやすいことがわかっているという。

したがって、同社は、多くの場合において高価なCPUとGPUを多く搭載するマシンよりも、中程度のCPUと低スペックのGPUを組み合わせたマシンを複数台利用することにより費用対効果を高めることが可能と判断したということだ。

これらの検証結果をもとにDeep Learningの研究者・開発者らと意見交換を重ねた結果、安価な予測・推論の実行に関する課題の存在を確認できたため、この度商品化を決断するに至ったのだ。

また、安価な予測・推論の実行環境は、初心者がDeep Learningを学ぶ環境としても適していると言える。

AWSを利用して学習する場合、学習を終了したタイミングでインスタンスを停止することを前提としているが、停止を忘れることが原因により高額を支払ったという学習者の声があとを絶たないという。

低価格クラウドはこれらのミスにより受ける経済的な損失と停止するための手間をなくすことが可能となる。

料金は初期費用なしの1ヶ月あたり7,500円程度を予定しているという。GPUは、NVIDIA社製のQuadro P400、P1000、P4000の3種類から選択可能、OSはUbuntu又はCentOS、SSDを搭載したインスタンスとなる。

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ペガラ(Pegara)

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