テクサー、LPWANを提供する中国のZiFiSenseと資本・業務提携

株式会社テクサーと、Xiamen ZiFiSense info Tech Co.,Ltd(以下、ZiFiSense)は、資本業務提携に合意した。

ZiFiSenseは、LPWANプロトコルであるZETAを開発・販売している。中国上海において大手通信会社と協力し、ZETA通信インフラの構築で実績を重ね、製品およびサービスの開発を行ってきた。

一方、テクサーは2016年にZETAの日本国内独占販売契約を結び、工事設計認証の取得にはじまるローカライズ、および顧客企業の実証・評価に対してサポート業務を展開してきた。

このほど、テクサーではZETAの日本国内における展開を目的に、ZiFiSenseとのLPWANインフラ構築における技術・サービス面での事業連携を深めるとともに、相互資本参入によって両社の協業体制を明確にするとした。

テクサー、LPWANを提供する中国のZiFiSenseと資本・業務提携

近年、日本国内におけるIoTの分野では、LPWANの可能性についての評価が定着しつつある。しかし現実には、利用者サイドからみた際の生産性向上や費用対効果についての不十分なところもあり、LPWANを推進する供給サイド各社が実証実験を繰り返している状況が続いているという。

ZiFiSenseによって提供されるZETAは、中国上海においてLPWANインフラを構築し、数万を超えるセンサーノードからの情報を日夜収集しており、すでに実用段階にあるという。

テクサーは創業以来ZETAに注目し調査を行い、技術的な分析、他のLPWANプロトコルに比較した優位性について検討を重ねた結果、日本国内での独占販売に踏み切った。

テクサーは、これまでZETA通信モジュールの工事設計認証取得をはじめとする日本国内販売に向けた準備を行い、また、実証試験を重ねてきた。今回の資本・業務提携によって、国内事業の拡大に向けたZiFiSenseからのサポートを得ることになり、日本国内におけるZETAの販売活動を展開するとともに、安定した質の高いサービスを開発・提供していくとした。

ZETAは、最大4ホップまでカバーできる電池駆動式中継器によるメッシュ・アクセスを標準で提供することにより、ゲートウェイの設置数が少なくてよいという。

また、標準仕様として双方向通信を低消費電力で実現したこと等によって現在日本で展開されている他のLPWAN技術と比較して、イニシャルおよびランニングともに低いコストで、安定した通信インフラの構築を実現するとしている。

また、ZETA技術およびプラットフォームはフロントエンドでの人工知能もサポートし、エッジ・コンピューティング・オーバー・LPWANを実現し、AIアプリケーションに基本ネットワークインフラ技術-ZETA AIoTを提供するとしている。

【関連リンク】
テクサー(Techsor)
ZiFiSense

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