NEC、愛媛県西条市の高齢者見守りサービスをロボットなどで支援

NECは、愛媛県西条市がスマートシティ構築トライアル事業の一環として行う「高齢者見守り支援サービス」に、コミュニケーション・ロボット「PaPeRo i」をはじめとしたICTソリューションを提供し、サービスを支援する。

同サービスは、顔検知機能やLEDランプによる感情表現などのロボティクス技術、音声認識AI技術、さらにクラウドサービスを融合し、一人住まいの高齢者の安心・安全な暮らしをサポートするとともに、高齢者と離れて暮らす家族とのコミュニケーションを豊かにすることを目的とする。

高齢者と家族だけでなく、自治体や関連団体の職員(例:ケアマネージャーなど)も見守りに連携できるのが特徴だ。このように、自治体が主体となりロボットを使った見守りサービスを提供するのは新しい取組だという。

NEC、愛媛県西条市の高齢者見守りサービスをロボットなどで支援

高齢者宅に設置する通信機器付きコミュニケーション・ロボット「PaPeRo i」と、ロボットに接続したディスプレイ、音声認識AIと連携しSNS機能を持つクラウドサービス、家族が使うスマートフォン(またはパソコン)で構成される。

また同サービスには、下記3種類の機能((1)見守り、(2)コミュニケーション、(3)音声リクエスト)がある。

(1)見守り

朝/昼/夕の1日3回、高齢者がロボットの前に来た際に顔を検知し、ロボットが挨拶して「写真撮っていい?」と問いかける。

高齢者がロボット本体に付属のボタンを押してOKを意思表示すると写真を撮影しSNSに送信。家族はスマートフォンなどで、SNS上に送信された撮影画像を何時でも確認出できる。

メールで写真が投稿された通知を受けることも可能。また、写真と一緒に温度と湿度も送信するので熱中症予防などのケアに役立つ。

なお、見守りは家族だけでなく、家族が登録したケアマネージャー等も利用でき、必要に応じ高齢者や家族をサポートできる。

(2)コミュニケーション

家族が撮影した写真やビデオ、テキストのメッセージを見守り対象の高齢者に送信できる。

例えば写真を送信した際、高齢者がロボットの前に来た時に「写真が届いたよ」とロボットから声をかけて、ロボットに接続されたディスプレイに受信した写真を表示する。

テキストの場合は音声に変換して読み上げる。高齢者側は、家族へ音声メッセージを送ることができる。

(3)音声リクエスト

高齢者がロボットに対し、本体に付属のボタンを押して「明日の天気は?」「ニュースを教えて」などと話しかけると、天気予報やニュースの情報を音声に変換して教えてくれるものだ。

他には「写真を撮って(=写真を撮影し家族に送る)」「今、何時?(=時刻を教える)」など全15種類のリクエストができる。

本サービスは、西条市が2018年5月よりサービス参加希望者を募集し、7月から9月までの3カ月間で実証実験を行う。その結果を分析し、2019年4月よりサービス提供を開始予定だ。

【関連リンク】
日本電気(NEC)

Previous

デジタルは戦略をどう変えるのか[Premium]

フォトロン、簡易モーションキャプチャシステム 「6D-MARKER Analyst」を発売

Next