駿河精機のORiNを使った統合型制御開発 ーハノーバーメッセレポート7

ハノーバメッセレポートの第7弾は駿河精機の展示からだ。

この展示では、ORiNという標準インタフェースを使った制御を行うということにトライしている。

ORiN(オライン)とは、Open Resource interface for the Networkの略で、日本ロボット工業会が規定している、工場内の各種装置に対して, メーカ,機種の違いを超え、統一的なアクセス手段と表現方法を提供する通信インターフェースだ。(ORiNホームページより)

アプリケーション部をC++などの汎用的な開発言語で開発することが可能であり、デバイス側も異なるメーカ、新旧のロボット、PLC、NC工作機械などの制御装置の情報を共通的な方法でアクセスすることができることから期待がされている。

今回の展示では、組み立てをする2つの部品をデンソーのロボットアームでピッキングし、搬送、ネジしめを行うというデモが行われていた。

ロボットが部品をネジしめ機に送り込むと、ベッコフ製のIPCからネジしめ機に対して、ネジしめ処理の通知が飛び、ネジをしめる。

ここで、ORiNはIPC、デンソーのロボット、モーションコントロールボードで使われている。

通常それぞれ機器専用のソフトがないと動かないが、ORiNによって統合されていることで、開発スピードも速くなる。さらに、ソフトのプログラマーでも開発ができることが大きいのだという。

一方で、今回の仕組みを自動化する中での苦労したところとしては、「位置決めがとても難しい」ことだ。なぜなら、ロボットやアクチュエーターは決まった動作しかできないから、ネジ穴がちょうど良いところに来るように制御することがとても難しいからだ。

ソフトで解決できる部分が大きくなる中、人が自然にやってきた動作も機械がやることになり、その結果、別の課題も顕在化しだしている。

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駿河精機

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