ソフトバンク株式会社とデル・テクノロジーズ株式会社、ヴイエムウェア株式会社の3社は、デル・テクノロジーズのクラウドインフラストラクチャーおよびヴイエムウェアの仮想化技術を活用した5Gの通信基盤を構築することに合意した。
通信機能を仮想化してクラウド基盤上でソフトウェアとして運用することで、データ処理機能やストレージなどのリソースを分割し、用途や目的に応じて超低遅延や多数同時接続を実現するネットワークスライシングによる通信サービスと、マルチベンダー・マルチファンクション対応の通信基盤を実現するという。
また、各地のネットワークセンターにヴイエムウェアの仮想化技術を採用したマルチテナント型のエッジクラウドを展開することを検討しているとしている。
ヴイエムウェアの仮想化技術をエッジクラウドに利用すると、利用企業はオンプレミス環境からクラウド環境へ容易に移行でき、またオンプレミス環境と比較して設備や運用コストを抑えて、低遅延のサービスの利用や企業ネットワークの構築が可能になるという。
更に、ソフトバンクが2022年度から提供を予定しているプライベート5Gサービスのコアネットワークに、ヴイエムウェアの仮想化技術を導入することを検討しているという。
これにより、パブリック5Gのコアネットワークと同様の方法でプライベート5Gの運用管理・監視ができる他、クラウド環境でヴイエムウェアを利用中の企業は、プライベート5Gの環境にアプリケーションなどを容易に転用することが可能になるとしている。
また、省スペース環境での運用に向けて、デル・テクノロジーズのインフラストラクチャーの導入も検討する予定だとした。
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大学卒業後、メーカーに勤務。生産技術職として新規ラインの立ち上げや、工場内のカイゼン業務に携わる。2019年7月に入社し、製造業を中心としたIoTの可能性について探求中。