LINE株式会社は、LINEのAIアシスタント「Clova」に搭載されるスキル(機能)を開発・拡張できる「Clova Extensions Kit」を本年7月12日より一般公開した。
「Clova」は、「Clova WAVE」や「Clova Friends」などに搭載されるAIアシスタント。生活を便利で楽しくする機能=スキルにより、音声操作だけで音楽やニュース、天気を聞けたり、コミュニケーションアプリ「LINE」と連携して家族や友だちとのメッセージのやり取りや無料通話ができたりと、ユーザーに様々な体験を提供する。
同社は、7月12日、開発関連ドキュメント等を記載したWebサイト「Clova Developer Center」を公開。スキルをサードパーティの外部企業や一般の開発者が作成できる「Clova Extensions Kit」(以下、CEK)の一般公開を開始した。
CEKは、「Clova」のスキルを開発および配布する際に必要なツールとインターフェースを提供するための開発環境。個人・法人問わず誰でも活用可能で、「Clova」による外部サービスとの連携や家庭のIoTデバイスの制御など、「Clova」の多様な機能拡張が可能だ。
なお、「CEK」を活用して外部企業・開発者が作成したスキルは審査を経て、7月下旬以降公開予定の「Clovaスキルストア」上でユーザーに提供することができる。
また、LINEではCEKの公開に合わせ、「Clova」とLINEアカウント(chatbot)を組み合わせた多様なコミュニケーション・サービスの創出を図ることを目的に、CEKおよびLINEの「Messaging API」を対象にした開発コンテスト「LINE BOOT AWARDS 2018」を開催する予定だ。
【関連リンク】
・Clova Developer Center
・「LINE BOOT AWARDS 2018」
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