株式会社博報堂アイ・スタジオは、ライオン株式会社と共同で、ハンドソープのボトルをプッシュする回数とプッシュ時刻をデータ化し、自動リフィル配送などのサービスを提供するボトル装着型IoTデバイス「キレイキレイ Push Connection(プッシュ コネクション)」のコンセプトモデルを開発した。
今回共同開発した「キレイキレイ Push Connection」は、博報堂アイ・スタジオCXデザイン部のデータ基点の生活者理解と体験設計により、日常のワンアクションでしかなかったプッシュという行為に価値を加えることによって、働くママにゆとりを与え、家族間のコミュニケーションをサポートするとのこと。
「キレイキレイ Push Connection」のボトルをプッシュする回数と時間をカウントしてデータ化し、専用アプリと連動させることで、最適なタイミングで様々なサービスの提供を可能に。今回のコンセプトモデルでは、ボトルのプッシュ回数から、ハンドソープの残量を計測し、少なくなると自動でリフィルを発送する Delivery(デリバリー) と、プッシュする時間を計測し、音声メッセージとともに子供の帰宅などを通知できる Call(コール) の2種の機能を発表。
このコンセプトモデルを通じて集まったプッシュの数と時間のデータを活用したクリエイティブを提供することで、新しい体験価値の創造に貢献していくとしている。
特徴
1. Delivery
ボトルの残量をプッシュ回数で計測、ぴったりのタイミングで届く自動配送サービス
装着したIoTデバイスがプッシュ回数から自動でハンドソープの残量を計測し、残量がある一定量まで少なくなると、自動的につめかえ用のハンドソープが発注され、商品が届く。買い忘れや、定期購入の場合に起こりがちな「届く前に足りなくなってしまう/早く届いて余ってしまう」などの、ちょっとしたストレスを減らすことができるとしている。
2. Call
ワンプッシュで家族とのコミュニケーションを促す遠隔通知サービス
IoTデバイスを取り付けたハンドソープを1プッシュすると、メッセージアプリと連動し、音声メッセージを送ることができる。1プッシュして、「ただいま」など好きな言葉を吹きこむと、音声メッセージを自動で家族に送信することができる。手洗い時のワンプッシュで家族間のコミュニケーションを促すとのこと。
今後の予定
実証実験のフィードバックを通じてコンセプトモデルの改良を行い、多忙な働く親の心にゆとりをもたらすサービスの開発を目指すという。
【関連リンク】
・キレイキレイ
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。