LINE株式会社は、LINEのAIアシスタント「Clova」において、スマートディスプレイ「Clova Desk(クローバ デスク)」を本年3月19日よりLINE Clova公式サイトにて販売開始する。
LINEはこれまでに2017年10月に正式販売を開始した「Clova WAVE」をはじめ、「Clova Friends」「Clova Friends mini」などAIアシスタント「Clova」を搭載したスマートスピーカーを発売してきた。
これらのスマートスピーカーでは「ねぇClova」と話しかけて、音声操作だけで音楽やニュース、天気を聞けたり、コミュニケーションアプリ「LINE」と連携して家族や友だちとのメッセージのやり取りや無料通話などのサービスを展開してきた。
そして今回、新たに7インチのタッチスクリーンを搭載したスマートディスプレイ「Clova Desk」を発売する。
「Clova Desk」は、「Home Signage+Communication」をコンセプトに、家の中にある散らばった情報や端末、リモコン自体を1つにまとめる機能を持つ。
これまでの音声での情報提供に加え、画面があることで、朝出かける前のタイミングなどに、天気、電車の運行情報、その日のスケジュールなど、必要な情報が確認できる。
また、これまでに発売してきたスマートスピーカーと同じく赤外線リモコン機能も搭載しており、テレビ、照明、エアコンといった家電を音声のみで操作することが可能だ。
加えて、IoT家電、機器メーカーとの連携も順次拡大しており、Clovaを通じて操作出来る家電等を今後も増やしていく方針だ。
そして、「Clova Desk」により、コミュニケーションアプリ「LINE」の使い方も広がるという。
「LINE」のメッセージ送受信では、画面にスタンプ表示がされるようになり、LINE無料通話は、カメラを搭載したことでビデオ通話が可能となった。
これにより、遠く離れた祖父母と孫といった、普段スマホの操作に慣れていない人同士でも、音声操作だけで簡単に相手の表情を見ながらの通話が可能となる。
さらに、音声体験に画面が加わったことで、「Clova」の利用範囲も広がっている。
例えば、「LINE MUSIC」を通じた音楽再生では、ジャケット、アーティスト名、歌詞の表示がされるようになり、ランダム再生中に気になった曲名やアーティスト名の確認などが一目で行えるようになる。
また、料理中の手が濡れているときなどスマホの操作が難しい場合でのレシピの確認も、クックパッドとの連携により、「ハンバーグのレシピを教えて」などと話しかけることで簡単に行うことができる。
そして、音声操作による動画再生も可能だ。
インターネットテレビ局「AbemaTV」との連携開始を3月中に予定しており、「AbemaTV」内のオリジナルの生放送コンテンツや、ニュース、音楽、スポーツ、ドラマなどが、「AbemaTVを開いて」などと話しかけることで、スマホやリモコンの操作をすることなく見れるようになる。
また、これまでの「Clova」搭載デバイス同様、バッテリーを内蔵しており、家の中での持ち運びにも適している。
リビングでかけていた音楽をそのままキッチンに持っていって聴いたり、子ども部屋に持ち込んで絵本の読み聞かせをしたりといったことも可能だ。
なお、新規搭載機能だけではなく、全般的な音声認識性能の改善も行っており、騒音環境下での呼び出し性能は最大20%向上した。
また、音声操作の指示に対する反応速度も最大20%向上している。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。