ヤフー株式会社は本日5月16日、スマートフォンアプリ「myThings」において、株式会社フォトシンスのスマートロック「Akerun」と連携を開始した。また、スマートフォンやスマートウォッチ(※1)からワンタップでIoT製品やWEBサービスを操作できる「ボタン」機能のiOS版も本日追加された(※2)。
「myThings」は、IoT製品やWEBサービスの機能を組み合わせて、ユーザー自身で新しい使い方を生み出せるスマートフォンアプリだ。アプリは、さまざまなIoT製品やWEBサービスと連携しており、「動画共有サイトで好みの動画が公開されたら通知する」「気温が低い日の朝には自動でエアコンをつける」など、ユーザーの日常生活をより楽しく、便利にする使い方を提供する。
「Akerun」との連携、「ボタン」機能の追加により、ユーザーの日常に寄りそった使い方がさらに広がる。
「Akerun」との連携概要
スマートロック「Akerun」は、ドアの鍵に取り付けることで、スマートフォンを使って鍵の開閉や入退出の記録ができるIoT製品だ。「Akerun」との連携により、鍵の開け閉めに合わせて、IoT製品やWEBサービスを動作できるようになり、外出時や帰宅時の省エネや防犯、家族の見守りなどに活用できる。
活用の一例
・省エネに役立てる
電気やエアコンなどの家電製品を操作できるリモコン端末「iRemocon」と組み合わせると、「玄関の鍵を閉めたら、消し忘れた電気や家電製品の電源を自動で消す」という使い方を作れる。これにより省エネに活用できる。
・子供の見守りに役立てる
子供が学校から家に帰ってきたら、プッシュ通知やメール送信などの複数の方法と組み合わせて両親に通知し、見守りに役立てることができる。
・オフィスの防犯に役立てる
オフィスの鍵の開閉履歴を「Evernote」や「Slack」に記録することで、防犯対策に利用できる。
「ボタン」機能概要
「ボタン」機能では、スマートフォンやスマートウォッチ(Apple Watch、Android Wear)(※1)でタップできる“仮想ボタン”をアプリ内に作成し、画面上のボタンを押すだけでIoT製品やWEBサービスを操作できる。例えば、帰宅途中にワンタップで家のエアコンを起動して家に到着する頃に快適な室温にしたり、いつも送っている定型のメールをワンタップで送信するなど、日常の一手間を省くことができる。「ボタン」は最大16個まで作成でき、生活のさまざまなシーンに合わせて多彩な使い方を登録できる。
活用の一例
・買い忘れの防止に役立てる
日用品ショッピングサイト「LOHACO(ロハコ)」と組み合われば、よく買う商品をワンタップでカゴに追加できるようになります。これにより思いついたときに手軽に商品をカゴに追加できるため、買い忘れを防止できる。
・防犯に役立てる
電気やエアコンなどの家電製品を操作できるリモコン端末「iRemocon」と組み合わせると、「ワンタップで部屋の電気をつける」という使い方が生み出せる。これにより、例えば女性の一人暮らしで、帰宅前に部屋の電気をつけておくなど、防犯対策に活用できる。
・家族のコミュニケーションに役立てる
発話してさまざまな通知を行うコミュニケーションロボット「BOCCO」と組み合わせれば、ワンタップするだけで「BOCCO」に任意の言葉をしゃべらせることができる。例えば、父親が会社からの帰宅時にワンタップすると、家にある「BOCCO」が“今から帰るよ”としゃべって家族に知らせるなど、コミュニケーションの幅が広がる。
「myThings」は現在、48種類のIoT製品やWEBサービスと連携している。今後も連携する製品やサービスを増やし、ユーザーの利便性向上を目指します。
※1「ボタン」機能のAndroid Wearでの提供開始は5月下旬、Apple Watchでの提供開始は6月下旬を予定。
※2「ボタン」機能のAndorid版は2016年4月26日より提供を開始している。
【関連リンク】
・ヤフー(Yahoo)
・myThings
・フォトシンス(Photosynth)
・アケルン(Akerun)
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