株式会社インベスターズクラウドの子会社である株式会社iApartmentが開発を行うIoT機器「TATERU kit(タテルキット)」において、赤外線通信機器(IR機器)開発に着手した。
エアコンや照明操作など、各種スマート家電との連携が可能に
今回の開発は「TATERU kit」における赤外線通信を可能にするもので、赤外線通信機器(IR機器)を通じて、エアコンや照明、テレビなど、各種スマート家電と連携できるようになった。
「TATERU kit」があれば、インターネットを経由してどこからでも、各種スマート家電の遠隔操作が可能となり、入居者や不動産管理会社、さらには民泊での活用の幅をより広げることができる。「TATERU kit」は利用者の用途や必要性に応じて好きなように機能をカスタムでき、利用者に適したスマートライフを実現する。
これらの機能は、2016年内の実装を目指し、開発を行っていくという。
「TATERU kit」とは
「TATERU kit」は、室内に設置したタブレットがスマートフォンと連動し外出先からでも来訪者動画を見ながら受話応答、不在時の室内確認など行うことができるスマートドアホン。
また、室内に設置したタブレットがセントラルコントロール(※)として、今後、様々なIoT機器(スマート家電など)との連携を図って行く予定。
※ セントラルコントロールシステムとは、システムの中枢となる機器を設置し、その機器を中心に様々なIoT機器をコントロールできるシステムのことを指す。「TATERU kit」は室内のタブレットにより、各種IoT機器が連動することで、自身のスマートフォンなどのデバイスから室内のIoT機器を遠隔操作することを可能にするスマートアパートのシステム。
「TATERU kit」が設置されたスマートアパート
「TATERU kit」を設置した賃貸住宅スマートアパートでは、簡単にあらゆるIoT機器と連動させることが可能となる。「TATERU kit」を使えば、専用のアプリでタブレットやスマートフォンを通じ、スマートキーの操作や、外出先で訪問者の対応、照明の明るさやエアコンの温度調整などが、どこからでもコントロールできる。
入居者、民泊宿泊者、管理会社など、利用者のスタイルに合わせて、もっと便利に、スマートなサービスを提供する。
「TATERU kit」予定機能
・スマートドアホン
外出先から訪問者の対応をすることが可能。訪問者履歴も残るため、不在時の訪問者を後から確認できる。
・スマートキー
スマートフォンアプリで鍵の操作が可能。家族や友達など、特定の人に特定の時間だけ鍵のシェアもできる。
・照明
対応の照明機器をスマートフォンアプリでコントロールすることができる。明るさを調整したり、色の調整も可能。
・エアコン
スマートフォンアプリで外出先からもエアコンの操作が可能。家に着く頃には快適な室内温度に設定することも可能。
・室内カメラ
飼っているペットの様子を外出先から見ることも可能。人感センサーと連動して、動画を残すこともできる。
・セキュリティー
人感センサーや窓センサーと連動することで、もしもの場合にいち早くスマートフォンアプリに通知が届く。
・コールセンター
他言語対応のコールセンターへ直接連絡することができる。民泊での利用も可能。
入居者の活用例
・スマートドアホン
・鍵の開閉管理
・セキュリティー対策
・温度管理、調光操作
・その他IoT機器のコントロール
不動産管理会社での活用例
・内見時の鍵貸し出しをIT化(内見を容易にし、入居率アップを図る)
・空室時のセキュリティー対策
・温度管理、調光操作
民泊サービスでの活用例
・コンシェルジュ機能
・宿泊者の入退室管理(入退室手続きをIT化)
・宿泊者のセキュリティー対策
・温度管理、調光操作
※機能は開発段階の予定となり、実際の製品とは異なる場合がある。
【関連リンク】
・インベスターズクラウド(investors cloud)
・アイアパートメント(iApartment)
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