これまでの買い物リストサービスは、冷蔵庫と連携しようとしていた。
冷蔵庫になにがあるか?を知ることで、「ないものをイメージして買い物リストを作る」という作業が必要だった。
冷蔵庫に無造作に並べられている様々なものを認識する適切な技術もなく、想像の域を超えていなかったと言える。
今回、紹介するのは、「ゴミ箱に捨てたものを買い物リストに自動的に入れていく」という逆転の発想だ。
GeniCan ゴミ箱に取り付けることでなくなったものを把握する
GeniCanは、ゴミ箱に取り付けるだけだ。
ゴミを捨てる際、商品のバーコードを読み込ませると、ゴミ箱になにを捨てたかが把握され、その情報が瞬時に手元のスマートフォンに転送される。
もし、捨てるものがりんごなどの場合は、捨てる際に「アップル」とGeniCanに声をかければよい。
「リストされたもの=補充が必要なリスト」になるので、買い物先でつい、買い忘れるということも減る。
ありそうでなかった考え方だが、毎日の買い物を考えれば、実際はなくなったものを補充するという考え方が確かによい。
GeniCan Indiegogo Campaign Video from GeniCan on Vimeo.
参考:
GeniCan
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。