イッツ・コミュニケーションズ株式会社(以下、イッツコム)と、Connected Design株式会社(以下、コネクティッド・デザイン)は、2社が開発し提供する住宅向けIoTサービス「インテリジェントホーム」※のLINEアカウントを開設し、電子錠やIPカメラ、センサーなどのIoTデバイスのコントロールや確認などができるインテリジェントホーム専用アプリで行う操作の一部を、日常的に利用するコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」でも操作できる機能の提供を2017年5月より開始する。
同機能は、「LINE」アプリ内で「インテリジェントホーム」と友だちになることによりID連携し、LINEアカウントとのトーク上で、自宅に設置した「インテリジェントホーム」のデバイス(機器)を「まとめて オン/オフ」にしたり、鍵を開けたりすることができる。また、モーションセンサー、ドア・窓センサーなどのセンサーを検知するとLINEに通知がくるほか、IPカメラのセンサーが反応すると画像と一緒に通知を送ることも可能。
さらに、インテリジェントホーム専用アプリには無い機能として、同じLINEアカウントを家族で共有することができ、“誰”が“いつ”自宅玄関の鍵を開錠したかなどを、トーク画面上で確認することできる。また、友達とのLINEのグループトークに「インテリジェントホーム」LINEアカウントを招待すると、グループ内で自宅のスマートロックの開錠権限を共有することができるという。
「LINE」で利用できるサービスは以下の通り。
- 「インテリジェントホーム」の操作情報
センサーの反応情報や、スマートロック(電子錠)の解錠・施錠情報など、操作された情報がリアルタイムにトーク上に通知される。また、同じ「インテリジェントホーム」IDを使う家族の誰が各操作を行ったのかもトーク上で確認することが可能。 - まとめてオン/オフ
外出・帰宅に合わせてエアコンや照明などの自宅に設置された赤外線操作のデバイスや「インテリジェントホーム」対応デバイスを”まとめてオン/オフ”することができる。 - いつもの鍵をあける
玄関のスマートロックの解錠ができる。家族が帰ってくることが予め分かっていれば、玄関まで行かずに鍵を開けることができる。 - 外出モード設定
「インテリジェントホーム」に従来ある、外出モードへの変更が可能。LINEから外出モード設定を行うと自動で「まとめてオフ」も実行されるため、1タップで外出の際の操作が完結する。 - 今の状態
・ログイン中のアカウント:同じ「インテリジェントホーム」IDを使用している家族の利用状況が確認できる。
・オンになっているデバイス:照明やエアコン、解錠状態のスマートロック(電子錠)などをまとめて表示。
・家電コントローラーの情報:自宅の温度、湿度、照度を知らせる。
・IPカメラの映像:自宅に設置されたIPカメラの現在の状況や、ルール設定によって記録された映像を確認することができる。 - リモコン
テレビのオン/オフやチャンネル変更、音量調節などリモコン代わりに使用可能。 - 鍵の共有
LINEのグループトークに「インテリジェントホーム」LINEアカウントを招待すると、グループ内で自宅のスマートロックの解錠権限を共有することができる。権限の共有はいつでも終了することができる。
※インテリジェントホーム: IPカメラ、スマートロック(電子錠)、センサー、家電コントローラー、スマートライトなどのデバイス(機器)一式を、インターネット回線を経由し、専用アプリを利用して顧客kの端末(スマートフォン・タブレット)から遠隔でコントロールできるホーム・コントロールおよびホーム・モニタリング型IoTサービス。また、顧客の目的に合わせてサービスを自由にカスタマイズでき、必要な複数の機器を組み合わせてルールを作ることができるのが特徴。
【関連リンク】
・イッツコム(iTSCOM)
・コネクティッド・デザイン(Connected Design)
・LINE
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