製造業向けIoTプラットフォームのAyla Networks(エイラネットワークス)は、ジョンソンコントロールズと日立アプライアンスの合弁企業ジョンソンコントロールズ日立空調が、Aylaのモバイルソフトウエア開発キット(SDK)およびAgile Mobile Application Platform(AMAP)にあるWeChat認証のためのAylaのネーティブサポートを使用する開発契約に調印したと発表した。
この結果、i-YES Wi-Fi アダプターを搭載するジョンソンコントロールズ日立空調のWeChatユーザーは、既存のWeChat認証を使って住居用のセントラルエアコンディション製品にログインし、それを設定、起動して個別のログイン・プロセスのための時間を解消、わずらわしさをなくすことができるという。
Ayla IoTプラットフォームは、ユーザーがアプリやウェブサイトにアクセスする前にユーザー認証するためのオープンスタンダードであるOAuthプロトコルをサポートする。AylaのWeChat OAuth機能はAylaのモバイルSDKないしはAMAPを通じて利用可能であり、メーカーはWeChatを通じてAyla対応のコネクテッド製品への自動認証アクセスを8億のWeChatユーザーに提供することが可能になるという。
AylaのIoTプラットフォームは2015年から、中国の大手ソーシャルメディア・プラットフォームであり急成長するソーシャルアプリのWeChatに組み込まれてきた。同社のIoTプラットフォームにWeChat OAuth機能を組み込むことで、Aylaはアジアの消費者により多くのシームレスなユーザー体験を提供するメーカー顧客の能力を強化するとしている。
【関連リンク】
・エイラネットワークス(Ayla Networks)
・ジョンソンコントロールズ(Johnson Controls)
・日立アプライアンス(Hitachi Appliances)
・ジョンソンコントロールズ日立空調(Johnson Controls-Hitachi Air Conditioning)
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