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大和リビングマネジメントと東電PG、賃貸住宅の快適な住環境を実現するIoTエネルギーマネジメントシステム構築に関する共同実証試験開始

大和ハウスグループの大和リビングマネジメント株式会社と東京電力パワーグリッド株式会社(以下、東電PG)は、本年8月1日から3ヶ月間、大和リビングマネジメントがサブリース事業を展開する賃貸住宅内で、IoTを用いたエネルギーマネジメントシステム構築に関する共同実証試験を開始する。両社は同システムの構築により、賃貸住宅における生活快適性の向上とエネルギーの最適利用を目指すとしている。

共同実証試験では、賃貸住宅入居者50世帯の協力を得て、住戸ごとに電気の使用状況や家電製品別の利用情報を抽出できる専用の電力センサーと、住戸内の温度や湿度などを測定する環境センサー付マルチリモコンを設置。東電PGは、専用の電力センサーから得られる電気の使用状況から電気の使用量を予測する分析アルゴリズム(※1)を有する、IoTプラットフォーム(※2)を開発する。

また、大和リビングマネジメントは、東電PGが提供する電気の使用状況ならびに分析アルゴリズム結果や、環境センサー付マルチリモコンから得られる温度や湿度などの情報を、大和リビングマネジメントが提携しているIoTプラットフォーム「plusbenlly(プラスベンリー)(※3)」に取り込み、エアコンなどの家電製品を自動で運用・制御する機能を開発するという。

両社はこれら2つのプラットフォームの連携により、家電製品を自動で運用・制御するノウハウに加えて各プラットフォームの有効性を検証し、同システムの賃貸住宅への本格導入について検討していくとしている。

将来的に両社は、同システムと音声認識端末を連携させ、音声による家電製品のコントロールや快適な睡眠環境の実現に向け、電気の使用状況などから得られた情報に基づき、生活リズムを生かした家電製品の自動運用・制御についての実験や検討も行う予定。

また、同システム構築により、大和リビングマネジメントは環境に配慮した住環境の提供や家賃と光熱費をセットにした賃貸モデルを可能にするとともに、IoTにからむ個人情報漏洩リスクやサイバー攻撃に関わる保険商品(※4)など、豊かな賃貸ライフの実現に向けた方策を検討するという。

※1 問題を解決するための方式や手順のこと。
※2 東電PG、株式会社日立製作所、パナソニック株式会社が2016年11月から2017年3月に実施した共同実証試験で構築したもの。今後、東電PGとインフォメティス株式会社がこれを活用したサービスの実現に向けた検証を行う。
※3 NECパーソナルコンピュータ株式会社とキュレーションズ株式会社が共同開発中のもの。
※4 大和リビングマネジメントが東京海上日動火災保険株式会社と共同開発するもの。

【関連リンク】
大和リビングマネジメント(Daiwa Living Mgt)
東京電力パワーグリッド(TEPCO Power Grid)
日立(HITACHI)
パナソニック(Panasonic)
インフォメティス(Informetis)
NECパーソナルコンピュータ(NEC Personal Computers)
キュレーションズ(curations)
東京海上日動(TOKIO MARINE NICHIDO)

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