マゴスピーカーは、ボタンひとつで誰でも簡単に声を届けることができ、相手の声を受け取ることのできるIoT機器だ。
しあわせもの工房は、株式会社フィールドキャストとマゴスピーカー事業で協業し実証実験を進め、2017年11月のサービスINを目指す。
マゴスピーカーは、スマートフォンに不慣れな高齢者や、通信機器を持たない子供でも、簡単に使うことができるという。従来のマゴプラットフォーム(※1)とLINE BOTとの連携機能を引き継ぎ、マゴスピーカーとスマートフォンのLINEアプリとの間で、音声メッセージのやりができる。なお、専用アプリ(※2)を利用することで、LINEを介さずに、スマートフォンとやり取りすることも可能になる。
※1:IoT機器の管理や情報の集約を行うアプリケーションサーバー。クラウド上に配置
※2:専用アプリは現在開発中
マゴスピーカーの特長
1. 便利機能
録音した音声メッセージはLINEアプリのグループ内に投稿され、メンバがLINEグループに投稿すると、マゴスピーカーで再生される。LINEアプリを介さず、専用アプリを使うことも可能。
2. 簡単操作
マイクボタンを押しながら話すだけで、音声メッセージの録音と送信が行える。聞き逃した音声のリピート機能「聞くボタン」がある。
3. のんびり屋対応
電話のように相手に拘束されず、不在でも音声メッセージが届く。焦らず自分のペースでのやり取りが可能。
仕様のポイント
1.LINE BOTとの連携、音声メッセージの一斉配信機能
マゴスピーカーとLINE BOTを連携させると、音声メッセージがLINEグループ宛に送信される。グループメンバがLINEアプリの音声メッセージ機能を使って投稿すると、LINEグループに登録されたマゴスピーカーへ、音声メッセージが一斉配信される。「一対一」「一対多」「多対多」など、様々な組み合わせで配信が可能となる。
2.音声ファイルの受信と再生機能
LINEアプリや専用アプリから送信した音声ファイルの受信に対応している。人の声で予め録音したニュースや天気予報、地域情報等を、複数のマゴスピーカーで一斉にアナウンスするシーンへの活用が期待できる。
3.今ある通信インフラを活用
Wi-Fi経由でクラウド上のマゴプラットフォーム(※1)に接続される。マゴスピーカーを増設した場合でも、マゴスピーカー個別のインターネット通信費は発生しない。また、インターネットが導入されていない環境では、別売のゲートウェイを設置。ゲートウェイには、複数台のマゴスピーカーや、見守りカメラ等のWi-Fi機器を接続することができるので、スケールアップや機能拡充が容易。
4.環境センサによるインタラクティブ機能
「人感センサ」を内蔵。人の動きを検知し、人が来たら音声メッセーを通知したり、人の有無をスマートフォンに通知したりと、インタラクティブな機能の実装が可能。
5.オンラインアップデート機能
サーバー経由でのアップデートに対応している。マゴスピーカー内部のソフトウェアは、手動でのボタン操作によってアップデートされる。
主な仕様
ユーザーインターフェース: マイク、スピーカー、人感センサ、押しボタンスイッチ、LEDランプ
本体寸法: 縦90mm×横90mm×高さ70mm (ケーブル部除く)
Wi-Fi仕様: IEEE 802.11b/g/n (2.4GHz)、クライアント/AP対応
電源仕様: USB電源供給 (5.0V 最大500mA)
オンラインアップデート: 対応
主な付属品: 電源コード、ACアダプター
※本製品仕様は予告なく変更となる場合がある。
【関連リンク】
・しあわせもの工房
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