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アマゾンは9月27日、Echo(エコー)の商品種類を増やし、6つの新しいあるいは更新されたデバイスを紹介した。
10月31日から発売されるEchoの第二世代デバイスでは、6つのスタイルから選択可能になる。ユーザー好みや部屋デザインにフィットするデバイスを選択できるのだ。
Echo ($99.99)と新しく登場したEcho Plus($149.99)では、オーデイオ機能が改善され、強力なスピーカーやDolbyサウンドプロセスによって360°の全方向の高音質オーディオが実現できている。
7つのマイクロフォーン、ビームフォーミングテクノロジーやノイズキャンセリングができるため、Echoは音楽が流れていてもユーザーの声に反応できる(いわゆるfar-field voice recognition技術)。
さらに、複数のEchoデバイス、あるいは、Echoに接続可能なデバイスを持っているユーザーがAlexaアシスタントに部屋決め、そこだけ音楽を流す指示を出すことができる。
例えば、寝室にいて、リビングルームだけ音楽を鳴らす、といったことが可能になるのだ。
そして、家で複数のEcho デバイスが設置されている場合は、ユーザーに最も近いデバイスがやり取りをしてくれる。
ちなみに、このような利用方法を想定するため、アマゾンは、3つのデバイスを買う場合50ドル割引をするということだ。
Echo Plus
Echo Plusにはスマートホームハブが組み込まれており、コネクテッドデバイスを利用したいが、接続のやりかたがわからないユーザー向けの製品だ。
Alexaにコネクテッドデバイスを検索指示を出し、別のスマートホームハブなしで対応スマートライト、セルモスタット、ロック、ガレージドアなどのデバイスをコントロールできる。
Echo Spot
一方、新しいEcho Spotは小型なEcho Dotと画面付きのEcho Showの「いいとこどり」デバイスだ。
Echo Showの基本的な機能をさらに小さな本体で実現しており、130ドルで購入できる(現在、購入予約を募集中)。Echo Show より画面が小さくなった一方で、家のどこでも置くことが可能になり、利便性や用途が増えた。
さらに、Echo Spotは、バックグラウンド画像が設定でき、パーソナライズもできる。また、Echo SpotからEcho Spot、 Echo ShowあるいはAlexa アプリを使っているユーザーに対してビデオコールできるという。もちろん、音声やテキストメッセージも可能だ。
例えば、セキュリティカメラを玄関に配置していて、連携していれば、「訪問者を映して」というと、この画面に表示するというようなこともできる。
他にも、音声指示による、ビデオブリーフィングや歌詞、タスクリストやショッピングリストなどを確認することができ、Audibleのオーディオブックを楽しめる。
そして、Echoの「DropIn」機能を使い、家の各部屋にコールをしたり、「晩御飯が出来た」と家族に伝えたり、お手伝いをお願いしたりすることもできる。
Echo Button
Echo製品ラインで全く新しい種類Echo ButtonというAlexaガジェットが紹介された。
Echo Buttonは、Echoデバイスに物理的につながる機器だ。
fire TV
fire TVにAlexaを入れることで、ハンズフリー・テレビ操作が拡張できる。例えば、Huluなどのビデオサービス・パートナーと協力し音声指示で市長が可能となる。
さらに、再生中でも音声で「巻き戻し」や「早送り」を行うことができる。「2分早送りして」などといった、早送りや巻き戻ししたい時間の指定もできる。
Echoの目指すところ
スマートアシスタント市場でリーダーであるアマゾンは、次々と新しいAlexaスキルや対応デバイス、サービスに役立つパートナーシップを増やし続けている。
この数か月間でも、サードパーティが開発しているスキルや、Alexaでコールやメッセージ送信、複数の部屋で音楽再生やリマインダー作成といった新しい機能が登場した。
今回の発表では、アマゾン自身が、ユーザーの様々なニーズに応えるEchoデバイスを開発しており、各家の各部屋に採用されることを目指していることがわかる。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。