株式会社スマートロボティクスとヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、スマートロボティクスが開発した民泊用 IoT ロボットと、Yahoo!JAPANが提供する企業向けの IoTプラットフォーム「myThings Developers」を活用した、民泊物件でのロボット活用の実証実験を 10 月 19 日より開始する。
住宅宿泊事業法(通称、民泊新法)が今年 6 月に成立し来年施行されることを機に、今後、民泊市場は急速な拡大が見込まれている。また、民泊新法では、住宅宿泊事業者(通称、民泊ホスト)に宿泊者の安全確保や、周辺住民への騒音の配慮などが求められることが明文化され、民泊ホストの運営上の課題が明確になった。
スマートロボティクスでは、これらの課題を解決しホスト・ゲスト双方の利便性向上を目指すため、民泊ロボット「PAKKUN」を開発し、さらに「myThings Developers」を活用することで様々な Web サービスと連携した機能の提供を実現したという。
今回の実証実験では以下の機能を検証する。
●「Yahoo!天気」「Yahoo!防災速報」チャンネルを活用したゲストへの天気・防災情報提供
●消耗品の減少感知と、「LOHACO」チャンネルを活用した消耗品のカートへの自動追加機能
●「NETATMO」チャンネルを活用した音量検知による騒音への注意喚起
●家電モニタリング+ホスト側での制御機能
●ホストとゲストのコミュニケーションを補助する英語→日本語翻訳機能
実証実験は 12月末頃までを予定しており、実証実験後得られたデータをもとに「PAKKUN」にバージョンアップを実施する。年明けよりプレ販売を行い、以下の機能も実装した上で、2018 年春頃に一般の民泊ホストへの販売を本格的に開始する予定だ。
●ロボット型コンシェルジュによる自動チェックインと宿泊台帳記帳機能
●スマートロボティクス社製のスマートロックによる鍵の遠隔受け渡し機能
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