東京電力エナジーパートナー株式会社(以下、東電EP)とトヨタウッドユーホーム株式会社(以下、TWH)の両社は、本日、TWHが開発する新規分譲地にて「次世代スマートタウンプロジェクト」を共同で進めることに合意した。
1.プロジェクトの概要
同プロジェクトは、東電EPの新たなサービスやビジネスモデルの創出と、TWHの街づくりの付加価値および顧客満足度の向上を目的に実施するものだ。
具体的には、TWHにより順次販売開始予定の新規大型分譲地の戸建住宅に向けて、エネルギーやIoT技術を軸とした新しいサービスの実用化を目的とした実証試験を行うとしている。
2.実証試験・提供を予定しているサービス
「電気のお預かりサービス(仮称)」の実証試験
現在、国が定める「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」による買取価格の低下および買取期間(設備設置から10年間)が終了することを踏まえ、太陽光パネルで発電して余った電気を蓄え、自宅で活用することへの関心が高まっているという。
東電EPでは、顧客に蓄電池などの設備が無くても、余った電気をお預かりしたとみなし、実際に使用する際に充当することができ、また、他の顧客との間で分け合うこともできる「電気のお預かりサービス(仮称)」の提供を検討している。
同プロジェクトでは、対象分譲地に住む人をモニターとして、モニターから提供される発電量と消費電力量等の実際のデータをもとに、最適なサービス内容や運用等を検討し、このサービスによる新たな価値の創出を目指していくとした。
「おうちの安心プラン」を標準搭載
同プロジェクトでは、外出先から家族の帰宅状況や留守中のご自宅の状況を確認することができる、TEPCOスマートホームの「おうちの安心プラン」に必要な機器を対象分譲地のすべての住宅に標準搭載する。
東電EPは、「おうちの安心プラン」を街全体に導入する初のモデルケースとして、顧客の声などを踏まえながら、サービスの向上・拡充に向けた検討を行っていくとした。
【関連リンク】
・東京電力エナジーパートナー(TEPCO Energy Partner)
・トヨタウッドユーホーム(TOYOTA WOODYOU HOME)
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