LINE株式会社は、2018年4月9日AIアシスタント「Clova」によるホームIoTサービス「Clova Home」の提供を開始した。
LINEは、2017年3月「Mobile World Congress 2017」でのAIアシスタント「Clova」発表以降、第一弾スマートスピーカーとして2017年10月に「Clova WAVE」を、2017年12月にはキャラクター性を持たせた「Clova Friends」を販売。先月3月22日にはIFTTTに対応し、外部サービスとの連携も可能となった。
このほど、「Clova」はIoTを活用して家電操作が可能となるサービス「Clova Home」の提供を開始。ホームIoT化の第一弾として、「Clova」はPhilips Hueと連携し、インターネットサーバーを経由して照明の操作ができるようになる。
照明のON/OFF操作のほか、明るさ・色等の細かな調整も音声で簡単に操作することが可能。さらに、事前にロケーションの設定を行うことにより「リビングの照明をつけて」など場所を指定した操作も可能となる。
「Clova Home」は、AIアシスタント「Clova」からIoT家電を操作可能にするホームIoTサービスだ。「Clova」は各サービス企業のインターネットサーバーを経由して、自宅にあるゲートウェイ(ブリッジと呼ぶ場合もある)とつながる。「Clova WAVE」や「Clova Friends」へ指示した内容は、ゲートウェイを介して、各IoT家電に割り振られ、コントロールされる仕組みとなっている。
従来の赤外線対応家電の「音声リモコン」機能(※1)では、「Clova WAVE」と家電製品は赤外線の届く範囲かつ間に障害物がない環境に配置させる必要があったが、「Clova Home」ではネットワークを経由して操作するため、距離や配置場所の制限なく利用することができるという。
また、今後オプションによって赤外線対応家電の「音声リモコン」機能対応予定の「Clova Friends」も一足先に「Clova Home」により家電操作が可能となる。
※1 既にClova WAVEにて赤外線対応家電の「音声リモコン」機能を使用している場合、ロケーション指定のない「照明をつけて/消して」等の指示は赤外線対応家電への指示が優先されるため、ホームIoTサービス「Clova Home」を併せて利用する場合は、LINE Clovaアプリ上で事前にロケーションの登録を行ってから利用する必要がある。
【関連リンク】
・「Clova」公式サイト
・Philips Hue
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