アパート経営プラットフォーム「TATERU(タテル)」を運営する株式会社インベスターズクラウドは、ハードウェアビジネスの企画、開発から生産までを総合プロデュースするFORMULAと共同開発しているスマートドアホン「TATERU kit(タテルキット)」を設置したスマートアパートのテスト運用を開始したと発表した。
【スマートドアホン「TATERU kit」とは】
スマートドアホン「TATERU kit」は、今までのインターホンとは異なり、室内側のモニター画面がタブレットになっている。そのタブレットとスマートフォンが連動し外出先からでも来訪者動画を見ながら受話応答が可能。
さらに、室内タブレットにはカメラが搭載されており、スマートフォンから不在時の室内確認を行うことができる。
その他、タブレット、スマートフォンのどちらからでも来訪者履歴確認や保存画像確認を行うことができる。
<スマートドアホン機能>
・ スマートフォンからのインターホン受話応答
・ 室内カメラを使い、スマートフォンからの室内確認
・ 来訪者履歴自動記録、動画保存、確認
【セントラルコントロールとしての「TATERU kit」とは】
「TATERU kit」は室内タブレットをセントラルコントロールとして、今後、様々なIoT機器(スマート家電など)との連携を図る。
セントラルコントロールシステムとは、システムの中枢となる機器を設置し、その機器を中心に様々なIoT機器をコントロールできるシステムのことを指す。
「TATERU kit」は室内のタブレットにより、各種IoT機器が連動することで、自身のスマートフォンなどのデバイスから室内のIoT機器を遠隔操作することを可能にするスマートアパートのシステムだ。
【「TATERU kit」が設置されたスマートアパート】
「TATERU kit」を設置した賃貸住宅スマートアパートでは、簡単にあらゆるIoT機器と連動させることが可能となる。入居者は、「TATERU kit」を使い、自分の好みのIoT機器を選択し、スマートアパート化を行うことができる。
今後、入居者自身が気軽に「TATERU kit」と連動可能なIoT機器を購入できるよう同社ECサイト構築を計画中だ。
<TATERU kit 今後の拡張機能予定>
・ スマートキー:アプリで鍵の開閉操作
・ セキュリティー:無断解錠などの通知
・ IoT家電:各種Iot家電への接続
・ インフォメーションサービス:管理会社とのコミュニケーション機能、外国語対応デスク
・ 室内照明:室内電気の調光、調色調整
・ エアコン:室外からのエアコン操作
【今後の展開】
今後、拡張予定の機能を利用することで、入居者だけでなく、不動産管理会社様や民泊サービスでの活用を目指していく。
<入居者様の活用例>
・ スマートドアホン
・ 鍵の開閉管理(スマートキーの活用)
・ セキュリティー対策(スマートセキュリティーの活用)
・ その他IoT機器のコントロール
・ 管理会社とのコミュニケーションツール(テレビ通話)
・ 住んでいる物件の情報が表示される(物件情報・取扱説明書などの情報を一括管理)
<不動産管理会社様での活用例>
・ 社会実験中のIT重説(※)の実施 ※インターネットを活用した重要事項説明
・ 内見時の鍵貸し出しをIT化(内見を容易にし、入居率アップを図る)
・ 物件情報をその場で確認できる(内見したい物件で最新の情報を確認できる)
・ 入居者要望の対応簡略化
<民泊サービスでの活用例>
・ 宿泊者の入退室管理(入退室手続きをIT化)
・ 外国語対応(室内タブレット・スマホから外国語サポートデスクへ)
・ 宿泊者のリアルタイム対応宿泊先エリアの観光情報表示
■テスト物件概要
物件住所:千葉県柏市
構造:木造2階建て
総戸数:8戸
間取り:1R
テスト開始日:2015年12月7日
【関連リンク】
・インベスターズクラウド
・FORMULA
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