凸版印刷株式会社は、従来提供する建装材に、各種センサーなどIoT機器を組み合わせた新製品の開発を開始。生活の中に建装材を通じてIoT機器がさりげなく溶け込み、居住者の健康管理や見守りなどをサポートする未来の生活空間の実現を目指すとした。
第一弾として、株式会社NTTドコモ、横浜市、and factory株式会社が「I・TOP横浜」(※1)内のプロジェクトとして推進する「未来の家プロジェクト(※2)」の取り組みの1つとして、本日より横浜市内で実施する「IoTスマートホームを用いた生活モニタリング実証実験」に参画。
床材と圧力センサーを組み合わせることで位置検出を実現する技術を用い、居住者の健康・活動状態を、離れて住む家族のモバイル端末などで見守る仕組みの実現可能性について検証する。
昨今、各種センサーなどのIoT機器を製造現場だけでなく生活空間に活用することによる新たな価値の創造が求められている。
凸版印刷は1951年に建装材事業に着手して以来、印刷テクノロジーを活用した床材や壁紙などの開発・製造を通じ、快適な住まいの実現を目指してきた。
今回、建装材に各種センサーを組み合わせたIoT建材の実現に向けて同実証実験に参画。
居住者が床を踏むことで検出される位置情報や日時データの収集や、それを活用した効果的な見守りサービスの実現性などについて検証し、建装材事業を通じた未来の生活空間の実現を目指すとした。
※1 「I・TOP横浜」(IoTオープンイノベーション・パートナーズ):
横浜市が2017年4月に立ち上げた、横浜経済が持つ「ものづくり・IT産業の集積」を活かし、IoTなどを活用したビジネス創出に向けた交流・連携、プロジェクト推進、人財育成などを行う場。
※2 未来の家プロジェクト:
AIおよびIoTを活用し、居住者のリラックス度や活動量などの生活状態を可視化することで気づきを与えることや、快適な室内環境づくりを行うことを検討・推進するプロジェクト。
【関連リンク】
・凸版印刷(TOPPAN)
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