PTCの日本法人であるPTCジャパン株式会社は、本日、PTCとBosch Software Innovations社がThingWorx® PlatformとBosch IoT Suite との連携を推進するために技術提携を行うとの米PTCの発表を明らかにした。
新たに開発された「Bosch IoT Suite M2M Connector for ThingWorx」により2つのプラットフォーム間の連携が可能になる。このテクノロジースタックを活用することにより、IoT開発者は様々なデバイスやシステムの接続・制御、複雑なIT環境向けのIoTアプリケーションの高いコスト効率かつ短期間での開発、各企業や業種のニーズに合わせたIoTソ リューションの迅速な適応を可能にする。
同Connectorは、ThingWorx Marketplaceから入手できる。
PTCとBosch Software Innovationsは、Industrial Internet ConsortiumのTrack & Trace Testbedにおいてワイヤレス接続された締付け工具を、工場内でシームレスに運用するという統合テクノロジースタックのテストを行った。
Track & Traceアプリケーションはその場で全デバイスの状態をモニタリングすることを可能にするもので、収集されたデータを使用し、生産工程やツールの維持管理を最適化する。不規則な状況や差し迫った故障は即座に特定され、欠陥のあるデバイスはダウンタイムが発生する前に交換できる。
Track & Trace Testbedは、連携する上で調整が必要な様々な機械、デバイス、工程を構成される自動車、航空宇宙、機械・プラントエンジニアリング等の分野の複雑な 生産環境の好例として利用できるようになっている。PTCのThingWorxとBosch Software Innovationsのテクノロジーを組み合わせることによって、様々な機器類やプロセスを接続する上で必要となる柔軟性そのものをIoT開発者に提供する。
これまでの2つの選択肢(標準ソフトウェアと個別開発)とは対照的に、共同で提供するテクノロジーは的確かつ高い費用効果を提供する。
■Bosch IoT SuiteのDevice Managementコンポーネント(M2M)
高い信頼性を有するデバイス接続と制御と同時に分散デバイスの安全かつ柔軟でトランスペアレント(透過的)なインフラを提供。
■Vorto (Bosch Software Innovationsが取り組みを開始し、Eclipse IoTが開発したオープンソースツール)
様々なプラットフォームへの連携に関する情報モデルの作成・管理を実現。
■ThingWorx IoTアプリケーション開発プラットフォーム
ビジネスアプリケーションのドラッグ&ドロップでのすばやい開発を実現。また、無許可アクセスからアプリケーションを保護するよう設計され、包括的にセキュリティを担保。
【関連リンク】
・PTC
・Bosch Software Innovations
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