株式会社スワローインキュベートは、パナソニック株式会社の特許を活用した「国産 虹彩認証SDK」を自社開発し、本日2018年10月2日から提供を開始した。現在、複数社にて導入実証を進めている。
「虹彩認証」は、人間の目の「虹彩」を用いて本人認証を行う「生体認証」のひとつ。
「生体認証」は、暗証番号やカードを使用する従来の認証とは異なり、記憶したり持ち歩きが不要で、盗難や紛失の心配がなく、偽造が困難であることが特徴だ。「生体認証」の中でも、「虹彩認証」は他の生体認証と比べて経年変化がなく、タッチレスな認証を実現できる。
「虹彩認証SDK」の特長は以下の通り。
- 「国産 虹彩認証SDK」
これまで外国産に頼らざるを得なかった「虹彩認証技術」を自社開発し提供。 - 「瞳孔径マルチテンプレート方式」を実装(パナソニック特許活用)
「瞳孔径マルチテンプレート方式」を用いることで、虹彩認証において従来より課題となっていた「照度条件の異なる撮影環境」での認証精度の向上に成功。
- わずか1秒未満の「高速な認証速度」
特許活用や独自の研究により、UX向上に欠かせない高速な認証速度を実現。 - 他のエンジンやAI、IoTサービス等と組み合わせ可能
他機能との組み合わせが自在。すでに製品化、もしくは開発中の製品やサービスにも「虹彩認証」を組み込むことが可能。 - 虹彩認証の利点を活かした様々な導入シーン
オフィス・工場・医療現場・マンション・スマートホームなどの入退室管理セキュリティや、コネクテッドカー・ATM・金庫・空港・パソコンやスマートフォン等の各種IoT端末での本人認証のほか、POSレジ・レジャー施設などの決済デバイスにも利用可能。手袋やマスクを着用するような、従来の指紋認証や顔認証では難しい利用シーンにおいても「虹彩認証」なら導入可能だ。
【関連リンク】
・スワローインキュベート(Swallow Incubate)
・虹彩認証SDK
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