株式会社NTTドコモは、法人顧客が利用するセルラーLPWA対応通信モジュールの状態監視、保守などを、顧客に代わって一元的に管理する「docomo IoTデバイス管理」を、本日より提供開始した。
同ソリューションは、「docomo IoT回線管理プラットフォーム」と組み合わせることで(※1)、家電や建設機器、自動販売機等に組み込まれた通信モジュールに対し、電波強度などの状態取得をはじめ、再起動やファームウエアの更新など、保守や故障時に必要な対応を、ドコモが法人顧客に代わり遠隔で実施するものだ。
LTE-MなどのセルラーLPWAで、「docomo IoT回線管理プラットフォーム」を通じて通信モジュールを管理することが可能。ドコモが遠隔で対応を行うことにより、運用や保守にかかる稼働を削減できるという。
同ソリューションでは、Lightweight M2M(以下、LwM2M)(※2)の仕様に準じた通信モジュールであれば、メーカーを問わず管理が可能(※3)。
提供項目は以下の通り。利用の通信モジュールによって、利用可能な項目は異なり、提供項目は今後順次追加予定だという。
- 保守メニュー
・通信モジュールのファームウエアのアップデート
・通信モジュールの再起動 - 監視メニュー
・電波状態の取得
・オンライン/オフラインの状態取得
・各種デバイス情報(通信モジュール製造番号など)の取得
・送受信データ量取得
なお、通信モジュールに加えてIoT機器の状態を監視、保守する機能の開発や、顧客のシステムと連携させる開発、顧客自身で直接管理ができるWeb画面の開発などもオプションで提供している。
※1 同ソリューションの利用には「docomo IoT回線管理プラットフォーム」の契約が必要。対応するIoT回線接続方法は今後順次追加予定。
※2 国内外の通信事業者、端末機器メーカー、通信機器メーカーなどの業界団体であるOpen Mobile Allianceで標準化された、小さく軽量なデータ送受信に適したIoTの仕組み。
※3 利用には、ドコモとメーカーでの動作検証が必要。
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