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神戸デジタル・ラボ、金沢マラソンでSigfox通信を使用したIoT機器とランナー救護支援システムの検証

株式会社神戸デジタル・ラボ(以下、KDL)は、金沢市の全面的な協力のもと、SMK株式会社、加賀電子株式会社、京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)と共同で、同市が主催する「2018年金沢マラソン」でSigfox通信(※1)を使用したIoTの実証実験(ランナー救護支援システムの検証)を行った。

この実証実験での検証ポイントは以下2点だ。

  1. Sigfox通信とIoT機器(GPSトラッカー)の連動の検証
    広範囲、且つ、移動しながらの位置把握にSigfoxが有効活用できるか。
  2. 救護支援システムとしての機能の検証
    開発したランナー救護支援システムがランナー救護に有効となりえるか。

今回開発されたランナー救護支援システムは、通信端末(PC、タブレット、スマートホン等)の地図画面上にGPSトラッカーの位置情報をリアルタイムに表示することで、医師ランナーや救護車の位置を把握出来るものだ。GPSトラッカーとは位置情報を発信する機材で、AED、メディカルランナー、最後尾車それぞれに設置・保有し、毎分1回の頻度で位置情報を発信するようプログラムされている。

神戸デジタル・ラボ、金沢マラソンでSigfox通信を使用したIoT機器とランナー救護支援システムの検証
GPSトラッカー

実証実験の結果、Sigfoxの基地局経由でGPSトラッカーが発信する信号を、固定体・移動体でも、高い確率でリアルタイムに検出し、移動中でもSigfoxとIoT機器の連動が可能であることが確認された。また、リアルタイムな救護体制が複数拠点で把握、共有できるなど、ランナー救護支援システムも有効に活用することができたという。最後尾車の位置を把握することによって交通規制の解除に役立てることができたという。

【関連リンク】
エスエムケイ(SMK)
加賀電子(KAGA ELECTRONICS)

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