ドコモとH2L、5GとBodySharing技術を活用した新サービスの創出に向け連携

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、第5世代移動通信方式(以下、5G)で、幅広いパートナーと共に新たな利用シーン創出に向けた取り組みを行う 「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」を2018年2月から開始し、さまざまな分野の会員企業・団体(以下、パートナー※)に、5Gの技術や仕様に関する情報、意見交換を行うワークショップの場を提供している。

今回、H2L株式会社の「BodySharing技術」を活用し5G時代の新たなサービスや利用シーンの協創に向け連携する。

「BodySharing技術」とは、筋変位センサーを活用し、手や腕などの身体情報をコンピューターと相互伝達することで、人やロボット、VR・ARのキャラクターへ体の動きを伝えることができ、独自の触感提示技術によって、他人の体験やVR・AR空間の体験を体に伝えることができる技術。

5Gと組み合わせることで、遠隔地にいる人の体験をリアルタイムに体験したり、離れた観光地のアクティビティーを映像だけでなく体感できるVRコンテンツの提供など、多様な分野におけるサービスや利用シーンを協創し、地域の産業振興や各種社会課題の解決を目指すとした。

H2L製品は下記の通り。

  1. VRデバイス「FirstVR」
    「FirstVR」は、スマートフォンと組み合わせてVR・ARアプリケーションを手で操作することができる製品。光学式筋変位センサーを内蔵し、前腕に装着するだけで手指の動きを読み取ることができるコントローラ(写真左)と、スマートフォンをマウントするゴーグル(写真右)がセットになっている。
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  2. 触感型インターフェース「UnlimitedHand」
    「UnlimitedHand」は、VR・AR空間をコントロールするインプット機能だけでなく電気刺激によって手指を操作する技術を応用し、仮想空間からのフィードバックを自らの手で感じることができるアウトプット機能が備わった製品。例えば、仮想空間で飛んできた鳥が指に乗った瞬間に、その指を動かすことで、鳥が指に乗った感覚を仮想的に感じることができるようになる。
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  3. 手指を制御する14ch機能的電気刺激キット「PossessedHand」
    「PossessedHand」は、使用者の腕に巻いた2本のベルトから前腕の筋肉に電気刺激を与え、手指の動きを制御することができる装置。前腕の筋肉は手指の腱につながっており、その筋肉を収縮させることにより、手指を動作させることができる。
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  4. 沖縄県の観光振興に向けたVR体験コンテンツ
    沖縄県国頭郡東村で撮影されたマングローブカヤックやスタンドアップパドルボードの映像を、「FirstVR」で楽しむことのできるコンテンツ。使用者が実際にパドルを漕ぐ動作をすることで、VR空間のカヤックやパドルボードが水の上を進み、実際にその場にいるかのような体験が可能。
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※ 2018年12月31日現在、2,000超の団体。

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