ファクトリーオートメーションでは、侵入検知等の安全用途やAGV・サービスロボットの障害物回避、環境認識用として、測域センサが広く活用されているが、これまでは屋内用途が中心だった。
そこで、2005年に測域センサを発売した産業用センサメーカの北陽電機株式会社は、屋外環境における厳しい条件にも対応可能な2次元測域センサ「URM-40LC-EW」を開発し、3月から供給開始する。
同製品は、高さ95mm、横幅80mm、奥行80mmという手のひらサイズで、走査角度270°半径40mの範囲での検出が可能。従来のUTMシリーズと比較すると検出性能は約1.8倍向上している。また、北陽電機の製品ではLNタイプ(エリア設定タイプ)とLXタイプ(データ出力タイプ)の2種類のタイプがあるが、「URM-40LC-EW」ではLNタイプとLXタイプ両方の機能を兼ね備えており、角度分解能は0.25°と0.125°を切換えて使用できる。
同センサは、これまでのAGV、ロボット業界に加え、建設機械、農業機械、ドローン、インフラ業界等でも活用可能だ。
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