モビリティ向けのIoTサービスおよびプラットフォームは、5G社会や自動運転社会の到来に向けて、社会的な重要度がますます高まっている。そのため、昨今の課題として挙げられるセキュリティの確保は、重要な課題だ。
そこで、株式会社スマートバリューは、より強固なIoTセキュリティ基盤を構築するため、2019年1月、JJP1号投資事業有限責任組合を通じてセキュリティ技術を持つ株式会社Blue Planet-works(以下、BPw)へ1億円の出資を行い、事業シナジーの創出を図ってきた。
今回、スマートバリューは、BPwが開発を進める「TRUSTICA」を、スマートバリューが手がける様々なプラットフォームへ導入すると発表した。
「TRUSTICA」は、信頼できるヒトとモノが生成するデータを瞬時に信頼できる状態にし、信頼できる相手とだけ共有する「発想の転換」をするセキュリティプラットフォームだ。ヒトとモノを常時立証するアテステーション技術、ユーザーとデバイスを結合させたデジタルID生成技術、データを瞬時に信頼できる状態にする情報保護技術、個人情報と必要としない匿名ID技術を統合することでセキュリティプラットフォームを実現する。
協業第1弾として、スマートバリューが2019年にサービス開始を予定している「クルマのサービス化」事業を行う事業者向けのプラットフォーム「Kuruma Base」へ、「TRUSTICA」を導入する。カーシェアリングサービスを利用するユーザーが、車両を予約、解錠、施錠、決済等を行うスマートフォンアプリに「TRUSTICA」のアプリ改ざん防止機能を搭載し、不正に車両が利用されるリスクを最小化し、個人情報の漏洩防止へつなげる。
今後、スマートバリューが開発したモビリティ向けIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」にも、「TRUSTICA」の導入を予定している。
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