東京電力、Wi-SUN Allianceの会員に加わる

Wi-SUN Allianceは23日、日本の電力会社である東京電力(TEPCO)が新たにAdopter会員に加わったと発表した。東京電力はWi-SUNソリューションを採用する世界の主要公共事業会社の仲間入りし、公共事業向けアプリケーションの相互運用性を保証する。

東京電力は日本で最も人口密度が高い2都市の東京、横浜を抱える関東地域にエネルギーを供給している。Wi-SUN Allianceにおける同社の役割は、無線スマートユーティリティーネットワークを推進するオープンな業界標準規格の普及を進展さえるうえで極めて重要である。これによって、業界が拡大することで日本の特定の地域規制との適合が保証されることになる。

Wi-SUNのフィル・ビーチャー(Phil Beecher)会長(chairman)は「Wi-SUNは相互運用可能なオープン規格を普及させることに強くコミットしており、これは日本をはじめアジア地域全体にこれらの高度な無線ネットワークの普及を加速させることに寄与する」と語った。

IEEE 802.15.4g規格を採用することによって、IEEE 802.15.4g世界標準規格が適用される全ての地域で、スマートユーティリティー、スマートシティー、IoT向けのアプリケーションで無線接続が実現する。Wi-SUNソリューションはスマートユーティリティーネットワークを企業、サービスプロバイダー、地方自治体に提供し、IEEE 802.15.4g規格ベースの無線ネットワーク上で、相互運用可能でマルチサービスのセキュアIPv6通信を実現する。Wi-SUNは、単一ホップのホーム・エネルギー管理およびメッシュ対応のフィールドエリアネットワーク向けの両ソリューションを提供し、インフラストラクチャーを最小限追加するだけで、人口密度が高い都市近郊から農村地域まで、幅広い地域環境で極めて良好なサービスエリアと回復力がありセキュアで、かつコスト効率に優れた接続を提供する。

 

Wi-SUN Allianceについて

Wi-SUN Allianceは、公開の世界標準を使っている強固なフィールドエリアネットワーキング(FAN)の機能を必要とするスマートユーティリティー (Smart Utility)、スマートシティー(Smart City)およびその他のIoTアプリケーションに利用されるIEEE 802.15.4g標準規格に基づく相互運用可能なWi-SUN無線ソリューションの認証および世界的な拡大に奉仕する業界トップ企業による非営利の団体である。

 

【関連リンク】
Wi-SUN Alliance
東電(TEPCO)

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