amsジャパン株式会社は、NanEyeCカメラの、評価やアプリケーションのプロトタイプ開発を支援するため、NanEyeCカメラを用いた評価キットを発表した。
NanEyeCカメラは、極小のCMOSセンサーにより、1mm×1mmサイズの表面実装モジュールで、最大58フレーム/秒かつ100Kピクセルの解像度を実現している。
小型かつ高画質という特徴を活かして、内視鏡などで広く利用されている。
NanEyeCカメラの評価向けに、下記2つの評価ボードをベースとした開発キットを発表している。
【NanoVisionボード】
Arduino開発プラットフォームをベースにしており、搭載されたARM Cortex-M7との接続に必要なデバイスドライバ含めて提供する。
色再現やホワイトポイントバランスなどの画像処理機能にも対応しており、Arduino環境で、NanEyeCカメラという超小型カメラを使ったアプリケーション試作が可能となる。
【NanoBerryボード】
Raspberry Pi向けのアドオンボードとして提供する。また、ホストプロセッサーに接続するためのファームウェアも提供するため、すぐにRaspberry Pi上で評価が開始できる。
Raspberry Pi上のハードウェアリソースならびにOpenCVライブラリを利用して、物体検出、物体追跡などのアプリケーション評価に向いている。
高フレームレート、低遅延という特性を生かして、視点追跡などのアプリケーションに利用が期待されるが、100Kピクセルの解像度で実現可能か、など評価してみると面白い。
また、すべてのレジスタデータにへアクセス可能で、生の画像データを参照してNanEyeCの完全な評価が可能となる。
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