株式会社バニーホップは、Raspberry Piを利用して加速度、温度、電流などを、高精度にセンシング可能なIoTプラットフォーム「IoT for SENSE」をリリースしたことを発表した。
「IoT for SENSE」の特徴
・Raspberry Pi向けに、独自にセンシングに特化したOSを開発、データの欠落がなく、高精度のセンシングが可能。
・秒間数kHzでサンプリングし、5秒毎にクラウドにアップロードされる。データ形式はビッグデータとして分析が容易。
・ネットワーク障害時は、データをRaspberry Pi上に一時保存し、復旧後に自動でデータを再送信する。
・Raspberry Piを利用しているため、低コスト、短納期。
・Raspberry Pi上のソフトウェアはクラウドからアップデートが可能、ハードウェアのバグ改修や機能追加がリモートでできる。
・安価に多数のセンサーを配置し、クラウドでデータを一括管理する。
コスト1/10で高精度なセンシング
・「IoT for SENSE」は1台あたりのセンサー端末コストがこれまでの10分の1程度で提供が可能になる。センサー端末を多台数で設置でき、多箇所から高精度のデータ分析を可能にする。今までミクロで計測していたデータが、マクロで把握できるようになる。
・例えば温度計測をする場合、一点では温度上昇がわかるだけだが、多点計測することで部分別に温度がわかるので、発生源の特定ができるようになる。
センシングに特化した独自のOSは、リアルタイム処理が可能で、センシングのプロセスを最優先する。
「IoT for SENSE」の販売について
・「IoT for SENSE」は搭載するセンサーを選ばないため、各分野への適用が可能。
・クラウド上のソフトウェアとRaspberry Pi用のOSをライセンス提供する。
・「IoT for SENSE」上で動作するアプリケーションを、独自仕様にカスタマイズ開発が可能。
今後の見通し
・数十台~数百台程度の小ロットで、オリジナルハードウェアがほしいニーズに応えていく。
・既に導入実績があり、研究機関、小売、マーケティングなど、特に多点でのデータ分析ニーズがある分野に導入を進めていく。
【関連リンク】
・バニーホップ(Bunnyhop)
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