株式会社イードと、レイ・フロンティア株式会社は、モビリティの移動解析および、そのユーザーのライフスタイル理解の分野において、共同でビジネス開発を行なうことに合意したと発表した。
第一弾として、自動車の燃費計測サービス「e燃費」(2000年サービス開始)次期バージョンのサービス開発を、レイ・フロンティアと進めていく。e燃費ユーザー(65万ユーザー)に対してレイ・フロンティアの「SilentLog(サイレントログ)」の技術を応用した、ドライブログ機能を提供。今春サービス開始予定のe燃費次期バージョンでは、ドライブログ機能を利用することで、短距離・長距離それぞれのユーザー自身のマイカー利用傾向がわかり、燃費計測と連動したドライブ診断を他のユーザーと比較したり、走行履歴としてログを残すことも可能になる。
一方、ユーザーデータをクラウド上に集めることで、ドライバーの集合知を解析し、計測燃費とドライブの実態(トリップ回数や平均車速、ゴー・ストップ回数などの解析)とのクロス集計が可能になる。
「e燃費」は国内外の自動車メーカー10社とデータ解析を通じた取引実績があるが、これにより今後はレイ・フロンティアの人工知能を活用したビッグデータ解析技術によって、新型車開発における実用燃費向上のために貢献することを目指していく。
また、ビッグデータだけでなく次世代e燃費開発や運用で得た解析技術や仕組みを、BtoBで他社に展開することについても積極的に両社で取り組んでいくという。
「e燃費」とは
「e燃費」はクルマの燃費を携帯電話・スマートフォンから登録し、マイカーをオンラインで管理する“楽しく節約、楽しくエコロジー”するサービス。実燃費の計測、全国のスタンド情報、ユーザー同士のクチコミ情報など、様々なコンテンツが用意されている。
その他にも「e燃費」では、ガソリン車だけでなく電気自動車(EV)をはじめとする、次世代自動車に関するサービスの提供や調査レポートも行っている。
「SilentLog(サイレントログ)」とは
「SilentLog」は iPhone を持って歩くだけで、アプリを立ち上げておかなくても、ユーザーの移動手段、経路、歩数を自動で記録し、撮影した写真と共に、その日の行動として時間軸に沿ってまとめるライフログアプリ。
従来のアプリのように、なんらかの行動を要求するわずらわしいノーティフィケーションや入力事項は一切ない。ユーザーが好きなときにアプリを立ち上げれば、美しく整理された過去の行動を見ることができる。
出展概要
日時:2016年3月16日(水)から18日(金)
場所:東京ビッグサイト 西3・4ホール
概要:イードとレイ・フロンティアは共同でブース出展(西4ホール4271)を行い、3月17日の15:00より対談形式のプレゼンテーションを行う。
【関連リンク】
・イード(IID)
・レイ・フロンティア(Rei-Frontier)
・e燃費
・SilentLog(サイレントログ)
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。