PTCは、ThingWorx® IoTオープンプラットフォーム戦略を拡大し、主要なIoTデバイス向けパブリッククラウドサービスに対応すると発表した。
ThingWorxプラットフォームは自社のIoTデバイス向けパブリッククラウドサービス(*1)に加えてAmazon Web Services IoT(AWS IoT)への対応を開始しており、今年の7月にはMicrosoft Azure IoT Hubにも対応する予定。ThingWorxは対応するIoTデバイス向けパブリッククラウドを増やしていく予定で、顧客はインターネットに接続された機器からのデータの利用等、これらの企業が提供する幅広いサービスの利用が可能にる。
IoTデバイス向けパブリッククラウドサービスはIoTの世界では極めて重要な要素となっており、モノのインターネットの「モノ」からの膨大なデータを収集・分析するために利用されている。クラウドに集められるデータを活用するアプリケーションを開発し、クラウド上にさらに多くのイノベーション投資を進めたいという企業の意向にどのように応えるかが現在の課題だ。
PTCのThingWorxがAWS IoTや近い将来Microsoft Azure IoT Hubに対応したり、将来他のIoTデバイス向けパブリッククラウドに対応することで、クラウド投資からの効果を十分に引き出したり、幅広いクラウドプロバイダーやThingWorxが提供する世界有数のコンポーネントを組み合わせることが可能になる。
複数のクラウドサービスとの連携により企業顧客が享受できるメリットは、下記だ。
開発期間の大幅な短縮
業種を問わず企業やIoTサービスプロバイダーは競争力のあるIoT製品・サービスの開発を加速している。ThingWorxのモデルベース開発環境は主要クラウドプラットフォームとの連携機能がすでに実装されており、開発期間、市場投入期間の短縮を実現し、重要な競争優位性を提供する。
オープンソリューション
ThingWorxのアーキテクチャはオープンであるため、環境やニーズの変化に合わせてデバイス、クラウド、データベース、エンタープライズシステムを自由に進化させることができる。ThingWorxは既存のシステムやアーキテクチャとの連携をサポートするため、既存の仕組みの拡張・拡大がより容易に実現できる。
PTCは米国時間2016年5月4日にオープンプラットフォーム戦略に関するライブストリーム放送The Intersection of IoT and Cloudを実施する。
(*1)日本では未対応。
【関連リンク】
・パラメトリックテクノロジー(PTC / Parametric Technology Corporation)
・ThingWorx
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