アクセンチュアは、システム統合やアプリケーション開発・管理といったアプリケーション・サービスをよりスマートで革新的、効率的なものへと進化させる新たなインテリジェント・オートメーション・プラットフォーム「Accenture myWizard」を発表した。このプラットフォームは、人工知能などのインテリジェント自動化ソリューションを活用したもので、40を超す業界におけるアクセンチュアの知見やテクノロジーの資産、ビジネス変革のノウハウを集約している。
「Accenture myWizard」では、人工知能を搭載した様々な「仮想エージェント」が、データ分析やパターン識別、さらには人間の開発技術者の意思決定をサポートする各種ガイダンスを提供し、アプリケーション開発・管理の生産性向上に貢献する。開発技術者は様々なデータやガイダンスに基づいて判断を行うことが可能になり、アプリケーション品質の向上やコストの最適化、導入期間の短縮化などによってビジネス・パフォーマンスを最大化させていくことができる。
同プラットフォームは、インテリジェンスやアナリティクスといった領域におけるツールや方法論だけではなく、アクセンチュアが保有する豊富な業界アセットやアライアンス・パートナーが提供するソリューションのノウハウも集約されている。企業は、「Accenture myWizard」を導入することで、タスクに基づく開発作業の自動化や人間の開発技術者をより戦略的な業務に集中させることが可能になり、最大で約60%も生産性を向上させることができる。
同プラットフォームにはアクセンチュアがこれまでに培ってきた、オペレーティングモデルや業務フロー、評価指標に関するナレッジが集約されている。ビジネスのあるべき姿を見極め、その実現へ向けた支援を行ってきたアクセンチュアの知見やノウハウが「Accenture myWizard」を通じて企業に提供される。また、「Accenture myWizard」はMicrosoft Azureでも実装可能となっており、プラグ・アンド・プレイのアーキテクチャによって、人工知能の技術進歩に応じた新たな機能の追加にも柔軟に対応していくことができる。
アクセンチュア テクノロジーサービスの最高責任者を務めるバスカー・ゴーシュ(Bhaskar Ghosh)氏は次のように述べている。「デジタル時代においては、インテリジェント・オートメーションこそが人間にとっての『良き同僚』になることを確信しています。Accenture myWizardは、『主役は”ひと”(People First)』というアクセンチュアのオートメーション戦略に基づいており、人間がより高度で創造的な課題解決を行えるように支援するものです。」
「Accenture myWizard」では、機械学習を行う様々な仮想エージェントが人間と協業し、プロジェクトの全体管理やビジネス目標達成に向けたアナリティクスの活用、判断を要するタスクにおけるアドバイス提供、また、アジャイル開発プロジェクトの監視・モニタリングなどを行う。
・インテリジェント・データ・サイエンティスト:IT部門や事業部門のユーザーが科学的なインサイトに基づく意思決定を行えるように、バーチャルなデータ・サイエンティストが、データのパターン識別結果やプログラム情報の取得を支援。
・バーチャル・テスト・アドバイザー:テスト計画やテスト範囲、優先順位、また要員配置など、人的判断を要する様々なタスクに関するアドバイスが、仮想エージェントから人間のテスターに提供される。また、再利用可能なテスト成果物や過去の修正内容を反映した最適なソリューションを提供することで、人間のテスト担当者がテストの準備・修正に要する時間や工数を削減し、ビジネス・パフォーマンス向上につながる、より高度なアプリケーション業務を可能にする。
・バーチャル・スクラム・マスター:仮想エージェントが、アジャイル開発プロジェクトを様々な観点で監視・モニターします。プロジェクトを進行していく上での潜在的な課題が見つかった際には、プロジェクトマネジャーに警告すると共に、現実的な解決策を提示する。
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