ソフトバンク株式会社とAeris Communications, Inc.(以下、Aeris(エアリス))は、共同出資により、企業のIoTやテレマティクスの利活用、サービスの構築を支援する新会社「株式会社Aeris Japan」を設立した。
企業向けにすでに多様なICTソリューションを提供するソフトバンクは、大手自動車メーカーが国内最大規模で展開するテレマティクスサービスをはじめ、業務用車両向けの運行管理サービス(フリートマネジメント)や、自動販売機の検量サービスの他、医療、セキュリティー、農業、建機など、多岐にわたる分野で最適なサービスを提供している。
また2014年には、米GEとの戦略的提携により、インダストリアルIoTのサービスプラットフォーム「Predix™」の共同提供を開始するなど、回線やネットワークインフラの提供はもちろん、企業におけるIoTの利活用支援から業務の効率化、オペレーションの最適化まで「IoTを活用したい」という企業ニーズに応え、サービスを拡充してきた。
一方Aerisは、米国においてテレマティクスサービスプロバイダーとしての回線提供サービスをベースに、SIMマネジメントのオンラインポータル(SIM管理プラットフォーム)の提供や、さらには顧客ニーズに基づいたアプリケーション構築までサービスの領域を広げ、企業のさまざまなIoT関連のニーズに応えるソリューションを展開している。
今後、両社が持つIoT分野における高度なテクノロジーやビジネス基盤をベースに、さらに多様化、高度化する企業のIoTの利活用ニーズに対応したサービスを共同開発し、Aeris Japanを通して主に日本の企業向けに提供していくという。提供予定サービスの概要は下記。
「IoTワンストップサービス」プラットフォーム
モバイルネットワークからSIM管理、見える化、データ利活用、課金まで、顧客の用途に合わせたエンド・ツー・エンドのサービスを構築、提供。
テレマティクスサービス
リモートコントロールや車両モニタリング、eコールなど、Aerisの「テレマティクスプラットフォーム」を利用する基本的なサービスのほかインフォテイメントなど、顧客の多様なニーズに合わせた個別のカスタマイズサービスを提供。
IoTソリューションサービス
フリートマネジメント、遠隔医療診断、遠隔監視、バスロケーションなど、さまざまなIoTのサービス用途向けに、アプリケーション・プラットフォームサービスを柔軟に提供。
【関連リンク】
・ソフトバンク(SoftBank)
・エアリス(Aeris)
・GE(General Electric)
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