太陽誘電株式会社は、ソフトバンク株式会社、Altair Semiconductor(以下「アルティア」)と協力し、3GPPが定めるLTEの標準化規格「Category 1」(※1)に準拠したLTEモジュール(バンド1、8)を開発した。さらにこのLTEモジュールは、最新の標準化規格「Release 13」にも対応可能で、電池駆動で10年以上(※2)稼働する超低消費電力化を実現できる。
スマートメーターをはじめ、IoT機器は、電源の確保や省エネの観点から、消費電力の少ない無線通信が求められている。移動体通信規格のLTEは、電波の利用効率が良く、基地局など通信インフラも整っており、IoT機器の無線通信手段の一つとして、期待が高まっている。そこで、太陽誘電、ソフトバンク、アルティアの3社は、 お互いの知見や技術、商品などを活かし、「Category 1」(通信速度:上り最大5Mbps、下り最大10Mbps)の規格に準拠したLTEモジュールを開発した。
このLTEモジュールは、最新の標準化規格である「Release 13」にも対応可能で、電池駆動で10年以上稼働する超低消費電力化を実現できる。今後も、電池駆動が期待されているスマートメーターやIoTセンサノード、地域の見守りシステムなど、超低消費電力を活かしたソリューションを提案するという。
太陽誘電とアルティアは、7月21日(木)、22日(金)にザ・プリンスパークタワー東京で開催される「SoftBank World 2016」に共同出展する。また、21日16時30分の講演プログラム「D1-3 IT・IoTが変えていく超産業化と暮らし」でも紹介される。
※1 Category 1とは、 移動体通信の標準化を行う国際プロジェクトの3GPPで策定している移動体通信の性能などを示す規定のひとつ。現在、多くの国でサービスが開始されている移動体通信規格であるLTEの一種で、上り最大5Mbps、下り最大10Mbpsの通信速度を出すことができる。
※2 稼働年数は、通信レスポンスや通信回数などの条件によって異なる。
【関連リンク】
・太陽誘電(TAIYO YUDEN)
・ソフトバンク(SoftBank)
・アルティア(Altair)
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