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ソフトバンク、低消費電力でのIoTを実現する「LoRaWAN™」提供開始

ソフトバンク株式会社は、IoT機器向けの低消費電力で長距離通信を実現するLPWA(Low Power Wide Area)ネットワークを活用したIoTソリューションの提供を開始する。第1弾として、LPWAネットワークの一つである「LoRaWAN™」を2016年度中に提供し、デバイスからアプリケーション、コンサルティングに至るまでエンド・ツー・エンドでのIoTソリューションを提供する。

爆発的な普及が予想されているIoTサービスには、LPWAネットワークで実現する低コスト・低消費電力の通信が不可欠だ。特に「LoRaWAN™」は、IoTに求められる低コスト・低消費電力に加え、長距離通信を実現できる特長を有しており、これまで無線通信を搭載できなかったさまざまな設備や機器などにLPWAネットワークを通じて通信接続することが可能となる。

また、ソフトバンクは通信事業者として、キャリア品質のモバイルネットワークオペレーションに加え、3G/LTE・Wi-Fi、固定通信など総合的なネットワークラインアップを活用することにより、顧客ごとに異なる要望に最適かつより価値の高い「LoRaWAN™」とそれを活用したIoTソリューションを提供する。

今後は、商業施設、ビル、倉庫などの設備監視・制御やトラッキング、ガスや水道メーターの自動検針、高齢者や子どもの見守り、道路、トンネル、線路などのインフラ監視、車、トラック、バスなどの物流、運行管理など、低コスト・低消費電力のネットワーク構築が求められる分野において、IoT環境を実現していくという。

ソフトバンクは、省電力広域(LPWA)ネットワークのActility S.A.、EMSメーカーであるHon Hai Precision Industry Co., Ltd(鴻海精密工業、本社:台湾)、LoRa®技術を開発し、LoRa Allianceを設立したSemtech Corporation、と協力し、「LoRaWAN™」エコシステムの構築を目指していく。

本格的なIoT時代の到来に向けて、Cat-M1、NB-IoTへと続く一連のLPWAネットワークを効率良く異なる環境下で対応できるよう、「LoRaWAN™」を先行で提供開始し、IoTネットワークの構築を積極的に推進していくという。

「LoRaWAN™」はLPWAのネットワーク通信技術の一つで、アンライセンスバンドである920MHz帯域を利用し、IoTネットワークに求められる低コスト・低消費電力に加え、長距離通信を実現できる特長を有している。主な特長は以下のとおり。
・10年以上のバッテリーライフ※1
・数km以上の通信距離※2
・多量のデバイス接続
・安価な通信モジュール(1個あたり数百円)
ソフトバンク、低消費電力でのIoTを実現する「LoRaWAN™」提供開始

「LoRaWAN™」は全世界のIoT関連企業391社(2016年9月2日時点)が加盟する「LoRa Alliance」にて仕様策定とエコシステム拡大が推進されているオープンな通信規格。

※1 稼働年数は、通信レスポンスや通信回数などの条件によって異なる。
※2 通信環境によって異なる。

【関連リンク】
ソフトバンク(SoftBank)
アクティリティー(Actility)
鴻海精密工業(Hon Hai)
セムテック(Semtech)

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