Yahoo! JAPAN、IoT時代に向けた事業者向けプラットフォーム構想を発表 新たな体験を提供するユーザー向けスマホアプリ「myThings」も公開

ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は、来るIoT時代に向け、事業者向けプラットフォームサービス「myThingsプラットフォーム」の提供を開始する。併せて、本プラットフォームを活用して開発したユーザー向けスマートフォンアプリ「myThings」(iOS/Android用)を本日公開した。

 昨今、家電製品や自動車など身の回りのさまざまなモノ(製品)とインターネットをつなげて、新しい価値を創出するIoT(Internet of Things)分野に注目が集まっており、日常で使用する製品以外にも医療や農業、交通インフラなど幅広い活用が期待されている。

 Yahoo! JAPANは広がりを見せるIoT分野に対して、インターネットサービス事業者の目線で“ユーザーの生活を豊かにする”ことを目的として以下の取り組みを開始するとしている。

1. 事業者向けプラットフォームサービス「myThingsプラットフォーム」の提供
 「Connect Everything(全てをつなげる)」をコンセプトとした、さまざまなIoT製品やWEBサービスのAPIを集めた事業者向けプラットフォームサービス「myThingsプラットフォーム」を提供。事業者は本プラットフォーム上に公開されているAPIを使い、新製品・サービスの開発や、既存製品・サービスの新しい価値の創出が可能となる。また、自社製品・サービスのAPIを本プラットフォーム上に公開し、他事業者がそのAPIを活用することで、製品・サービスに本来想定していなかった付加価値が生み出される。

 Yahoo! JAPANは、本プラットフォームをIoT分野での取り組みの基盤とし、多くの事業者と連携しながら本プラットフォームを拡充していく。まずは、協力事業者に対して個別に本プラットフォームを提供し、連携しながら新たな製品・サービスの開発に取り組む。そして、将来的には大手から中小企業、個人まであらゆる事業者・開発者が、あらゆるAPIを利用できるよう本プラットフォームをオープン化していく。

2. “組み合わせ”という新体験を提供するユーザー向けスマホアプリ「myThings」の提供
 モノとサービス、サービスとサービス、モノとモノなど、自分が使用しているIoT製品やWEBサービスを組み合わせて新しい便利な使い方を生み出せるスマートフォンアプリ「myThings」を本日公開した。本アプリは「myThingsプラットフォーム」を活用して開発したもので、1つのモノやサービスだけでは味わえない“組み合わせ”による新体験をユーザーに提供する。

 例えば、「GYAO!」やYouTubeで好みの動画が公開されたらその動画のリンクを自動的に保存して見逃しを防止したり、インターネットにつながった室内温度計が一定の温度を超えたらメールで知らせ、自分や家族の室内熱中症の予防につなげたりすることができる。

 今後、利用シーンをさらに増やし、“最高気温が高い日は、朝、エアコンを自動的に起動して、快適に目覚められる”“ユーザーの眠りを感知したら家電製品の電源を切り、節電に役立てる”“帰宅時、最寄駅に着いたら自宅の照明をつけて、安心して家に帰れるようにする”など、生活の中でより役立つ組み合わせの提供を目指していくとしている。

 本アプリ内には、オススメの組み合わせがあらかじめ用意されており(※1)、ユーザーは好きな組み合わせを選ぶだけで利用できる。また、本アプリ内で使用できるIoT製品やWEBサービスといくつかの条件を組み合わせて、ユーザー自身が新しい使い方を作成することもできる(※2)。

 さらに、個人開発者が自作したIoTデバイスと本アプリと連携させることもできる。株式会社IDCフロンティアと協力して提供する「IDCF」チャンネルを利用すれば自作IoTデバイスと本アプリをつなげて、新しい組み合わせを作ることができる。

■「myThings」公式ページ:http://mythings.yahoo.co.jp/
■「IDCF」チャンネル紹介ページ:http://www.idcf.jp/cloud/iot/

※1 おすすめの組み合わせは季節やトレンドに合わせて更新
※2 組み合わせられるIoT製品やWEBサービスは現在30種類。随時追加。

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