東芝は、ネット接続型家電の企画・開発を手掛ける株式会社Cerevo(以下、Cerevo社)製IoT開発キット(注1)向けにアプリケーションプロセッサ「ApP LiteTM」ファミリー「TZ1000」シリーズ(注2)の提供を開始する。
TZ1000は、ApP Lite™のウェアラブル端末向けシリーズで、ARM® Cortex®-M4Fプロセッサ、Bluetooth® Low Energy通信機能、加速度センサおよびフラッシュメモリを内蔵している。これにより、本製品を使用することでIoT機器に必要なデータの計測、処理、保存、通信が可能になる。
今回Cerevo社が開発したIoT開発キットは、TZ1000の他、スタートアップ企業にとって必要と考えられるセンサやバッテリー充放電回路を搭載しており、ドローンやヘッドマウントディスプレイなどの最終製品にそのまま組み込んで量産することができるとしている。
近年、センサとネットワークの融合により、日常の健康管理など人々の暮らしをより豊かにする新しい製品やサービス、工場における最適工程管理のソリューションなどが次々と生み出されており、今後5年間でIoTノード(注3)の市場規模はCAGR16%で成長し、2020年に稼働台数140億台になると予測(注4)されている。同社は、今後も半導体ビジネスを加速していくとコメントしている。
注1 Cerevo製IoT開発キット
http://info-blog.cerevo.com/2015/07/28/1219/
注2 TZ1000シリーズ
東芝ApP Lite™ファミリーのウェアラブル端末向けシリーズ。
http://toshiba.semicon-storage.com/jp/product/assp/applite.html
注3 IoTノード
IoTのシステムのうち末端機器を指す。一般にゲートウェイ機器を介してクラウドコンピュータに接続される。
注4 市場規模予測
出典:IHS Technology
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