セキュリティ及び運用管理ソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェントは、Karamba Security Ltd.(カランバセキュリティ 所在地:イスラエル 以下、Karamba社)と販売契約を締結し、同社のコネクテッドカー用セキュリティ「Carwall」 ならびに、IoT用セキュリティ「IoTwall」の取扱いを開始する。
最近では、インターネットを通じて外部とのデータ通信を行う自動車「コネクテッドカー」が注目を集めているが、利便性が向上する一方で、セキュリティに対する安全面への懸念も頻繁に議論されている。
IT機器の場合、最大のセキュリティリスクの一つは情報漏えいだ。その一方、代表的なIoT機器の一つであるコネクテッドカーの場合、最大のリスクは人命の損失となる。このため、こうした機器のセキュリティは、通常のIT機器とは異なり、多くの厳格な要求事項が存在する。
Karamba社の「Carwall」、「IoTwall」は、IoTハードウェア、IoTソフトウェアの変更をすることなく、サイバー攻撃の防御を行うAutonomous(自動・自立型)IoTセキュリティ製品だ。IoT機器の製造過程で電子制御ユニット(ECU)そのものにセキュリティ設定を施すことにより、他のセキュリティ対策製品に発生しがちな誤検知を回避する。さらに、一般のIT機器向けセキュリティ対策のような頻繁なアップデートを必要とせず、動作時の負荷も極めて軽いため、重大なセキュリティリスクを未然に防ぐことが可能になるという。
【Carwall、IoTwallの主な特徴】
・制御ユニット(ECU)の性能負荷、必要リソースが”極小”
・誤検知”ゼロ”
・リアルタイム”ゼロデイ攻撃プロテクション”
・Factory-setting ECU プロテクション”強固なAutonomous(自動・自立型)セキュリティ”
― インメモリハックなど高度な攻撃に対応するための製造過程でのセキュリティポリシー自動設定
機器メーカーに対し、エンベッデッド(ECUに組み込む)形式のソフトウェアとして提供する。
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・アズジェント
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