データセンターにおけるサーバやストレージシステム向けにエンドトゥエンドのインターコネクトソリューションを提供するトップベンダーであるメラノックステクノロジーズは、中国語によるインターネット検索サービスプロバイダーであるバイドゥが、同社のマシンラーニング(機械学習)プラットフォーム向けにメラノックスのSpectrum EthernetスイッチおよびConnectX-4 100Gb/s Ethernetアダプタを採用したことを発表した。
これまで以上のデータスピードの実現およびもっとも効率的なデータ移動に対するニーズに応えるため、バイドゥは世界トップクラスのマシンラーニングプラットフォームの実現に不可欠な重要なコンポーネントとして、SpectrumスイッチおよびRDMA対応ConnectX-4アダプタを選択した。メラノックスのソリューションを採用したことにより、マシンラーニングにおける学習時間が200%短縮され、バイドゥはさらに迅速な意思決定が可能となった。
バイドゥは、マシンラーニングの画像認識、音声認識、検索、および広告のCTR予測(クリックスルーレート、pCTR)にマシンラーニングを適用し、より一層有効活用することを目指して、2013年にIDL(Institute of Deep Learning)を設立した。IDLのネットワーク要件に応えるため、バイドゥは同社のRDMAソリューションにおいて中断およびダウンタイムを発生させずに顧客のビジネス環境が移動できることを保証している。RDMAに障害が発生した場合でも、ネットワークはTCPへと自動的にスイッチされるため、継続的なシステムの運用が保証される。
バイドゥのRDMAアプリケーションソリューションおよびメラノックスのRDMAテクノロジーが連携することで、バイドゥのIDLによる将来のイノベーションおよび画期的なテクノロジーソリューションの推進が今後も強力に支援される予定だという。
【関連リンク】
・バイドゥ(Baidu/百度)
・メラノックス(Mellanox)
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