インフォテリアとCerevo、「DIY型IoT」開発環境の提供を開始

インフォテリア株式会社、株式会社Cerevoは、インフォテリアのIoTプラットフォーム「Platio(※1)」とCerevoのBluetoothモジュール「BlueNinja(※2)」を組み合わせたIoT開発環境の提供を2017年4月18日に開始することを発表した。

このIoT開発環境は、2016年10月27日に両社が発表した、企業がIoT機器と対応ソフトウェアの両方をカスタム開発できるIoT開発環境に関する協業を受けて提供するもの。同開発環境を利用することで、既製品の組み合わせでは難しかった現場のニーズに適したIoT環境の構築を実現。それぞれの企業が現場のプロセスや自社のニーズに合わせてIoTを導入できる「DIY型IoT」を提供することが可能になるとしている。

今回の開発環境提供に向けて、インフォテリアは「Platio」の対応機器設定に「BlueNinja」を追加。「Platio」から「BlueNinja」への接続がワンクリックで可能になる。すでに「Platio」を利用している企業は「BlueNinja」を新たなIoT開発環境として簡単に取り入れることが可能なほか、「BlueNinja」の所有者は「Platio」で提供するファームウェアを適用することで「Platio」での利用が可能になるという。

インフォテリアとCerevo、「DIY型IoT」開発環境の提供を開始
利用イメージ

「BlueNinja」と「Platio」を利用したIoT開発のコンサルティングも両社から提供。また、インフォテリアでは「Platio」のアプリ開発パートナー向けに「BlueNinja」対応アプリの開発促進を行なっていくとしている。

※1「Platio」について
PlatioはIoT機器を活用したアプリの開発とサーバー側プログラムの開発、アプリの配布、システム全体の運用をプログラミングの知識がなくても簡単に行えるプラットフォーム。利用者はカスタマイズ可能なテンプレートを利用してアプリを簡単に作ることが可能で、そのデータベースはアプリのデータ構造から自動的にクラウド上に準備されアプリの配布や更新が可能となる。

※2「BlueNinja」について
BlueNinjaは、試作から量産まで幅広くカバーしたIoT開発モジュール。Bluetooth Low EnergyとARM Cortex-M4Fコアを内蔵した、東芝の低消費電力SoC「TZ1001」を採用。さらに9軸センサ(加速度、角速度、地磁気)ならびに気圧センサを搭載。リチウムイオン電池の充電・放電回路も搭載され、アクティビティトラッカー等のIoT機器を簡単に設計・製造できる。

【関連リンク】
インフォテリア(Infoteria)
セレボ(Cerevo)

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