ファーウェイは10月23日、英マンチェスター大学と提携し、ICT分野でグラフェンを使用した次世代高性能技術の開発を進めることを発表した。このプロジェクトでは当初2年間の期間を設け、グラフェンを革新的な方法で家庭用電子機器やモバイル通信デバイスに応用する方法を探る。
グラファイト(黒鉛)を構成する原子1個分の厚さの層構造を持つグラフェンは、世界で最も薄く、最も伝導性の高い素材で、テクノロジー分野に革命をもたらす物質として期待されている。
英国工学・物理科学研究会議が3,800万ポンド(約70億6,724万円※)を、欧州地域開発基金が2,300万ポンド(約42億7,754万円※)を出資して設立された国立グラフェン研究所は、グラフェンの研究と商用化を牽引する世界最先端の施設で、学術界と産業界のパートナーが将来の応用に向けた協働を進めている。
同研究所を擁するマンチェスター大学では現在、グラフェンおよび関連する二次元材料において40社以上の事業化パートナーと提携し、235人の研究者が研究に従事している。
※1ポンド=185.98円換算(2015年10月23日現在)
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