半導体商社であるシリコンデバイス株式会社は、2017年より中国上海に本社を構える通信モジュールメーカーQuectel Wireless Solutions社の販売代理店となり、NB-IoTモジュールを始めとする各種製品の販売を開始すると発表した。
Quectel社はすでに世界の市場に向けてGSM/GPRS、WCDMA/HSPA(+)、LTE、GNSSモジュールを供給し、3GPP R13規格に準拠したNB-IoTモジュール製品の設計、研究開発に注力している。
NB-IoT(Narrow Band IoT)は、スマートフォンなどで使われる従来のモバイル通信技術に比べ、通信速度は低速になるが、省電力で広いカバーエリアを実現する規格だ。
電力供給しにくい場所や機器であっても小容量の電池で長期間駆動でき、多数のデバイスの同時制御も可能なことも合わせ、次世代IoT機器向けの技術となる。
同社製品は、ガス、電気、水道のメータを遠隔で管理するシステムや、自動車、街路灯、レンタサイクル管理等、遠隔操作、追跡、セキュリティー、健康管理などあらゆる分野の製品において利用できる通信モジュールだという。
また、コンパクトなサイズ、低消費電力、長期使用性と安定性を維持できるのがこのモジュール製品の特徴だ。
主な製品は以下の通りだ。
- LPWA IoT Module
- 4G IoT Module
- 3G IoT Module
- Smart IoT Module
- Automotive IoT Module
- GNSS IoT Module
- Short Range Module
【関連リンク】
・シリコンデバイス(Silicon Device)
・Quectel Wireless Solutions
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。